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新学期に向けて

冬休みが終わり、来週から春学期が始まります。今日は1年生の土居可弥 さんに、秋学期を振り返った感想を書いていただきました。

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皆さま、こんにちは。 もうすぐ春学期が始まろうとしていますが、1年生の秋学期について振り返りたいと思います。

まずは勉強面です。MIISに来る前、授業は職業訓練をイメージしていましたが、実際に1学期終えてみると、通訳と翻訳を通して教養をつけるアカデミックな部分も大きかったように感じています。それぞれのクラスであらゆるトピックが出てくるので、そのためにリサーチをし、クラスメイトとも話し合う中で、そのトピックに対して共感が強まる瞬間がありました。特に、秋学期は安全保障問題や沖縄の基地問題も大きく取り上げられていた時期です。このようなニュースについて話し合えるのは海外にいながら、日本とのつながりを感じる時間でもあり、遠く離れている分、それだけ強く感じたものがありました。通訳・翻訳を軸に、今まで知らなかったことをより身近に感じ、学べることは大きな気づきでした。

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キャンパス近くのカフェ

またクラスメイトとはもちろん、学年や学部を超えた交流があることにも感謝しています。MIISはプロフェッショナルなイメージが強かったので、職務経験が浅い私が、上手く馴染めるか不安でした。MIISに来てみると、自分のような人もいれば、様々なところでボランティアや職務経験を積んできた人が多く、どの人も気さくにいろんなお話を聞かせてくれます。特にクラスメイトは、モントレーにいる家族のような存在です。たいてい、授業で通訳の実技をする時には、誰かが「頑張って!」と声をかけてくれて、そのおかげで緊張がほぐれます。2年生の先輩も、私たち以上に忙しいのにもかかわらず、授業外で練習を一緒にしてくださったり、ブランチやホームパーティに呼んでくださったりします。一人一人のMIISに来るまでの道のりや思いを聞くと、自然と自分が一緒にこのタイミングで入学できたことをありがたく思えます。

このような恵まれた環境にいながらも、やはり新しいライフスタイルに慣れる上でのストレスもたくさんありました。身体と心の健康管理をするための息抜き探しも秋学期の大きなテーマでした。そのような中、今学期初挑戦したヨガとメディテーションは大きな支えになりました。

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海辺のアザラシ

例えば、“Mindfulness for Interpreters”というクラスで、メディテーションを実践しながら、通訳者のメンタル・ケアについて理解を深めていきました。もともと通訳と感情移入について興味があった私にとって、このクラスはぴったりでした。メディテーションはとても落ち着き、また他の言語の通訳の学生と日々のストレスについて一緒に振り返り、クラスや生活での気づきについて率直に話し合えたのは大きな励みになりました。

また、ヨガの免許を持つMIISの学生が週2回教えているヨガのクラスもリラックスできるひとときになりました。身体が温かくなり、気分が落ち着き、再び頑張る意欲も出てきました。特にメディテーションでもヨガでも「呼吸」を意識するきっかけになり、リラックスしたい時はもちろん、通訳をする前に集中したい時にも重要なのが肌身でわかりました。ヨガ、メディテーション、また他にMIISで開講されているズンバ・レッスンなど、私のような初心者でも大歓迎なので、ぜひMIISにいる間にとることをおすすめします!

あっという間に、新学期がもうじき始まります。MIISに入学してからはもちろん、入学するまで様々な面で支えてくださり、背中を押してくださった皆様に心より感謝しています。その感謝を忘れずに、今後も精一杯努力しながら、学生生活を充実させていきたいと思います。