Fall Forum 2018を振り返る(2)

こんにちは。

日本語プログラム通訳翻訳専攻(T&I)2年生の福谷昌子です。

前回からお伝えしている11月16日(金)に開催されたFall Forumの後半記事です。前半はこちらからどうぞ。

当日のようす

スピーカー31人、各パネルの司会8人、通訳者30人(一部通訳者スピーカー兼任)の参加で迎えた当日、オープニングセッションの会場であるアーバイン講堂は多くの学生で賑わっていました。

今年は、英語で行われたオープニングセッションにて4ヶ国語(日本語、韓国語、ロシア語、中国語)への同時通訳も行われ、特に通訳専攻の1年生にとっては、2年生の同時通訳を聞ける貴重な機会ともなりました。

パネルディスカッションでは、スピーカー1人につき2分程度該当トピックについてのオープニング・ステートメントがあり、その後司会による進行のもとオーディエンスも交えた質疑応答の時間が設けられました。どのパネルでも、各国のジェンダーの捉えられ方に関して文化、政治、教育など様々な側面から多くの興味深い質問が投げかけられ、とても有意義な議論ができました。日本語プログラムからも2年生2人が通訳として参加し、1年生もオーディエンスとして質問するなどして積極的にディスカッションを盛り上げました。

 

おわりに

今回のFall Forumでは、私自身、企画側として、また通訳・スピーカーとして携わる中で、このようなカンファレンスの企画・運営に関して多くのことを学ぶことができました。特に、Queers & Allies at MIISのメンバーと企画側として話す機会を得たことで、通訳としても企画者としても、こういった繊細なトピックを扱うことの責任や重大さを深く再確認しました。同時に、普段は翻訳通訳専攻、会議通訳専攻の学生が実際に通訳しているところを見ることがない他学部の学生にも、今回スピーカーやオーディエンスとして参加したことで私たちが普段どんな勉強・訓練をしているのかを垣間見る機会を提供することができ、通訳翻訳学部と他学部を結ぶ交流の場のきっかけを作ることができました。

2年生による逐次通訳

また、他の言語プログラムの学生の逐次通訳を見る機会も貴重なので、デリバリーや話すペースなども見ていてとても勉強になりました。なにより、この企画委員会に入ったことで、他言語プログラムで通訳を学ぶ同期と仲良くなることができ、Fall Forumが終わってからも卒業まで、そしてその先まで一緒に頑張っていける友人であり同僚である仲間たちに出会うことができたことを嬉しく思います。

この場をお借りして、Fall Forum開催に関わってくださったすべての皆さんに感謝申し上げます。ありがとうございました。