2019年春休み 東アジアにおける外交政策・通商・安全保障 東京研修(前編)

みなさんこんにちは。

日本語プログラム翻訳通訳専攻2年生の福谷昌子です。

先日Facebookページでもお知らせした通り、先月の春休み期間中、東アジア研究の授業の一環として行われた東京への研修旅行に日本語プログラムの2年生が2名、通訳者として同行しました。

今回と次回のブログ記事では、その時の様子についてじっくりお話させていただきます!

東アジア研究とは

MIISでは、「東アジアにおける外交政策・通商・安全保障(Foreign Policy, Trade and Security in East Asia)」という授業がプログラムをまたいで隔年オファーされており、春休みには授業の一環として東京と北京への研修旅行があります。

学生たちは、研修旅行前に各自研究テーマを設定し、授業内外でのリサーチや現地でのリサーチ・インタビューを通してレポートの材料集めをしたのち、学期末には研究レポートを提出します。

研修では、各都市の政府機関や大学機関へ訪問し、代表の方による講演を聞かせていただいたり、各学生が研究テーマを元に質問する質疑応答の時間をいただいたりします。

今年の東京研修には、翻訳通訳科および翻訳科から、日本語プログラムの2年生が2名、通訳者として同行しました。

準備

2月に春学期が始まってから春休みまでの7週間は、他の授業と同様、週1回の授業がありました。日本語・中国語プログラムから各2名、通訳として同行することが決まっていた学生も、通訳準備の一環としてこの授業を聴講しました。

私たち翻訳通訳科の学生が普段受けている授業では、通訳者・翻訳者としての実践的なスキルを身につけるため、皆が同じ資料を読むのではなく、翻訳課題や次の授業で練習する通訳のトピックについて各自でリサーチを行い、必要なリソースを見つけ、その翻訳に必要な知識を得るために勉強したり、適切な訳を探すために用語を調べたりするのが一般的です。

それとは打って変わって、この東アジア研究の授業では、毎回授業前に読むリーディングの課題があり、授業の前半ではリーディングの内容に沿った教授の講義、後半ではその週のディスカッションリーダーを任された学生を中心にディスカッションが行われるという授業構成になっていました。

扱う分野は、「東アジアにおける外交政策・通商・安全保障」という授業名からもご想像いただける通り広範で、主に日本、中国、韓国、ロシア、アメリカ間の関係を、外交、貿易、安全保障の角度から勉強しました。

乗り継ぎ地の台湾で観光した時のようす

日程

3月16日   移動日(モントレーから東京)

17日〜19日 東京研修

20日     移動日(東京から北京)

21日〜23日 北京研修

24日     移動日(北京からモントレー)

研修には教授2名の引率のもと学生24名(うち通訳4名)が参加し、日本語通訳は東京研修のみ同行しました。ここでは東京研修に焦点を当てて紹介していきます。

1日目(3月17日):観光日

午前中に靖国神社の遊就館を見学後、午後は銀座観光。

そのあと浜離宮庭園からフェリーに乗って隅田川を渡り、浅草観光をして1日を終えました。

靖国神社

今回は、主に研修旅行の準備段階についてお話しました。

次回からは早速、通訳を行なった経験について詳しくお伝えしていこうと思います。

ぜひチェックしてみてくださいね!