通訳翻訳プログラム 卒業生インタビュー

皆さん、こんにちは。国際経営学 (MBA) 専攻の玉井です。

11月に入り、モントレーでも朝夕肌寒く感じるようになってきました。卒業まで残すところ半年となり、2年生同士の会話でも、卒業後のキャリアについて話す機会も増えてきたように感じます。そこで今回は、今年5月に MIIS の翻訳通訳プログラムを卒業され、社内通訳者としてご活躍されている森千代さんにお話を伺ってきました。

―今回はお忙しい中、ありがとうございます。はじめに MIIS を選ばれた理由を教えていただけますか?

10年以上前から翻訳・通訳プログラムの評判を聞いていて、いつか行ってみたいと思っていましたが、当時は英語力、経済力ともに不足していてあきらめていました。数年前から翻訳の仕事の依頼が増えて自己流でやっていましたが、もっと本格的に翻訳と通訳の技術を磨いてプロになりたいと思い受験を決めました。

―今現在はどのようなお仕事をされてらっしゃいますか?

現在は本田技術研究所 (Honda R&D) のロサンゼルス事業所で社内通訳として仕事をしています。日本、北米、中国など世界各地の Honda 事業所がテレビ会議を行うときに通訳が必要になるため、私たち通訳は一日一人平均2-3件の会議に入り、ウィスパリングで同時通訳をしています。通訳に入っていない時間は会議の下準備や、社内文書の翻訳をしています。

本田技術研究所ロサンゼルス事業所

本田技術研究所ロサンゼルス事業所

―MIIS で学んだことで現在の仕事に活かせていることは何ですか?

モントレー時代に学んだことは職場に入った初日から役に立ちました。プレッシャーのかかる状況でもそれを顔や声に出さずに、あきらめないで最後まで通訳の役割を果たすことや、準備の大切さ、用語集のまとめ方、通訳機材の使い方など、入学したときは全くの素人だったのに、素晴らしい先生方のおかげで知らず知らずのうちに通訳として仕事ができる力を身につけさせてもらっていたのだということを職場に入って改めて実感しました。

―MIIS での学生生活の中で一番思い出に残っていることは何ですか?

思い出深い場面はたくさんありますが、やっぱりクラスメートと一緒に通訳の練習や試験勉強を必死に行ったことや、試験前に死ぬほど緊張したこと、通訳実習でブースに入ってブースメートと同時通訳を行ったことなどが印象深いです。通訳は事前の情報収集と下準備が命!ということが身にしみてわかりました。

森さんと去年の卒業生

森さん(手前から2人目)とクラスメイト

―今回はありがとうございました。

こちらこそありがとうございました。日本の大学と比べ、アメリカの大学院は大変です。特に MIIS の通訳翻訳プログラムは大変です。しかし、その分得られる経験や知識なども大きいと思います。アプライしようと思う方は、今のうちから、経済や歴史など勉強(復習)しておくと良いと思います。Good luck!

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