第63回米国翻訳者協会(ATA)カンファレンスに参加して

みなさん、こんにちは。今日は、先月ロサンゼルスでカンファレンスが開かれた米国翻訳者協会(ATA)についてご紹介したいと思います。ATAは米国最大の翻訳者・通訳者による職業団体で、100カ国以上、約8,500人の会員を擁しています。1959年に設立され、翻訳者、通訳者、教育者、プロジェクトマネージャー、ウェブやソフトウェアのデベロッパー、言語サービス会社(LSP)、病院、大学、政府機関などが名を連ねる団体です。翻訳者にとっては、ATAに登録すると仕事の依頼が入るため、フリーランスとして仕事を成功させるための重要な場となっています。

ATAは毎年アメリカの様々な都市でカンファレンスを開催し、多くの翻訳者、通訳者、業界専門家が集まります。本校MIISの在校生、卒業生が交流を深める場としても活用されています。また年間を通して、様々なワークショップ やセミナーも実施しています。ATAカンファレンスに今年初めて参加したMIIS一年生のSarah Blackwellさんに、実際の参加した感想を聞いてみました!

「今年のATAカンファレンスはカリフォルニア州ロサンゼルスで10 月13日から15日まで行われました。私がこの学会に参加しようと思ったのは、自分がまだ翻訳とローカリゼーションの初心者で、将来の仕事について方向性が決まっていないからでした。多言語の環境で様々なセッションに参加して、興味深かったです。

スピーカーの方は政治翻訳、メディアローカリゼーション、観光翻訳や人間工学的な書斎の作り方など、多様なトピックについて話していました。私にとってどれも、とても勉強になりました。そしてカンファレンスでお会いした方は皆さん親切で、朝食やネットワーキングイベントで他の参加者の方と話し、アドバイスをもらいました。これからもいい翻訳者になるための勉強を頑張っていきたいと思います。」