Panasonic Energy of North Americaでのインターンシップ①【安部望海さん】

みなさんこんにちは!日本語プログラム翻訳通訳専攻2年生の安部望海です。この度は、私が夏休み期間中に派遣社員として勤務したPanasonic Energy of North Americaでの経験についてお伝えします。今回と次回のブログで、採用~実際の業務についてお話させていただきます。

採用が決まるまで

MIISの夏休みは3カ月と長いので、大学院とは違った環境でスキルを磨く大きなチャンスです。そのため1年生の多くは冬頃から夏のインターン先を探します。通訳・翻訳のインターンを受け入れる企業は少ないため、私は1月ごろから授業の合間を縫って短期契約社員の求人も含め、勤務先を探し始めました。

面接に臨む過程で学んだのは、通訳者としてのプロ意識の大切さです。日々大学院で様々なフィードバックを受けていると、自分の未熟さばかりに目がいってしまいがちですが、能力試験を含む面接の過程で、業務に対し能力が見合っているか否かは企業が決めることなんだ!と感じました。訓練中の学生気分は一度捨て、履歴書の作成や面接の練習を行うよう意識しました。

*F-1学生ビザで入国している留学生が米国で働くには、学校を通じてCPT(Curricular Practical Training)の取得が必要になります。CPTにより、専攻分野と関連のある職種で「研修」という名目で勤務が可能になりますが、実際の取得まで手続きに多少時間を要することがあります。夏休み中に米国での勤務を希望されるF-1ビザ保持者の学生さんは、手続き云々で躓いてしまわないよう要注意です。

いざ、ネバダ州リノへ出発!

無事採用が決まったリチウムイオン電池の生産会社、Panasonic Energy of North America(PENA)は、実は、MIISの先輩が過去に数年間勤務されていた企業だったことを知りました。先輩との面識はなかったのですが、教授を通じてご連絡させて頂いたところ、PENAでの業務についてのみでなく、在学時代のお話から現在の状況等についても、2時間以上に渡って、丁寧に色々と教えて下さりました。改めて、MIISで築ける繋がりは本当に温かいなぁ、私も将来同じような形で後輩の力になりたい、と思えた素敵な時間でした。

そしてとうとう、5月の期末試験もなんとか乗り切り、卒業される2年生にお別れを告げた翌日、私は勤務先のネバダ州・リノへと旅立つこととなったのです!次回は、実際の業務の話や、業務外のリノでの経験についてお伝えさせて頂きます。

先輩の卒業式では、同時通訳を務めさせていただきました。
出発前のPacific Groveの景色(Lover’s Point周辺)5月は毎年ice plantが咲き誇ります。