Author Archives: Yuta Okuyama

2020年キャリアフェアを振り返って

皆さん、こんにちは!2年生の奥山裕太です。数週間前に、毎年恒例のTILMキャリアフェアがMonterey Conference Centerで開催されました。

毎年キャリアフェアでは、主に1年生は夏の間のインターンシップを、2年生は卒業後の就職先を探すことが目的となるのですが、それと同時に多くの通訳・翻訳エージェンシーとのネットワーキングも兼ねているイベントです。当日はスーツ姿の学生が片手に履歴書と名刺を持ちながらあわただしく会場を行き来し、様々なブースを訪ねていました。

今年は30社近くの企業や国際機関が参加しています。また、その中でも主に Honda Kaihatsu Americas や Daikin North America が日本語プログラムの学生をリクルートしに参加しました。また今年は日本会議通訳者協会(JACI)も初参加となり、キャリアフェア前日には日本とアメリカの通翻訳市場について貴重なワークショップを開催していただきました(詳しくは前回のブログ記事をご覧ください)。その他にもキャリアフェアでは日本語話者を探しているエージェンシーが多いので非常に有意義な機会となりました。

私自身も昨年はこのキャリアフェアを通してDaikin North America での夏季インターンを経験し、今年は主に国務省やHonda Kaihatsu Americas の方からお話しを聞くことができました。学生の間はやはり学業と就活を両立させることが難しく、こういったキャリアフェアを学校側が主催することで学生が就活をスムーズに進めることができると実感しています。これからもこのキャリアフェアがさらに発展していき、MIISにおいてもっとも貴重なイベントであり続けることを願っております。

JACIワークショップが開催されました!

皆さん、こんにちは!2年生の奥山裕太です。この度2月27日にJACI(日本会議通訳者協会)によるワークショップが開催されました。

MIISにて初めて開催されたJACIワークショップですが、今回は日本とアメリカにおいてどんな通訳・翻訳の場があるのかについて、主催者であるJACIの関根マイクさんや、卒業生の方々からお話しいただきました。社内通訳としての道やフリーランスとしての道、政府関係や製薬業界の仕事など、卒業後には様々な可能性が広がっていることをまさに今活躍している先輩方から学ぶことのできた機会でした。

ワークショップでは、下記の卒業生の方々にご講演いただきました。

-粟屋アンさん

-ウッド佳世さん

-神野裕史さん

-森千代先生

-森田系太郎さん(JACI理事)

皆様お忙しい中ご協力いただき大変ありがとうございました。

米国務省でのご経験をお話しいただいたウッド佳世さん。

また今回は通訳を学ぶ1年生、2年生もワークショップの同時通訳を担当しました。練習を兼ねての同時通訳だったのですが、やはりいざ本番となると、緊張が高まり気が引き締まるため、普段の授業とはまた違った現場の空気を感じることができました。そのため、通翻訳業界についてさらに知識が深まるだけでなく、同時通訳のリアルな場を体験できた一石二鳥なイベントだったのではないかと思います。

この度は、このように貴重な機会をいただき誠にありがとうございました。この場をお借りして、主催者の皆様ならびに卒業生の皆様にお礼申し上げたいと思います。また来年もこのように実りのあるワークショップを開催できることを楽しみにしております。

Fall Forum 2019 を通して

皆さん、こんにちは!2年生の奥山裕太です。先日の11月22日にMIISで毎年恒例の通訳イベント「Fall Forum 2019」が開催されました。今回は Fall Forum についてのブログです!

今年の Fall Forum

今年は、「Off To Work We Go」というテーマのもと、働き方や仕事の在り方について議論が行われました。オープニングセッションの後は、6つのパネルディスカッションに分かれて、「AIと自動化」、「職場における平等」、「ギグエコノミー」、「非公式経済と移住」、「仕事の意義」、「働く場所の変化」というトピックのもと白熱したディスカッションが行われました。 今年の Fall Forum では、日本語、中国語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ロシア語の計6つの言語を含む多言語フォーラムで、通訳を学ぶ2年生が逐次通訳にて英語に訳しました。またオープニングセッションでは基調講演があったため、同時通訳の機会もあり、非常に充実したイベントだったのではないでしょうか。 日本語プログラムからは1年生もスピーカーとして2人参加したことで、日本語でのディスカッションも大いに盛り上がりました。

Fall Forum を終えて

私は今回、オープニングセッションの同時通訳とパネルを2つ通訳するという長丁場だったのですが、その中で沢山のことを学ぶことができました。まず同時通訳から始まったのですが、今回のオープニングセッションの基調講演が中国語でのスピーチだったため、まず中国語プログラムの学生が英語に訳すのを聞いてから英日で通訳するリレー通訳を行う必要がありました。リレー通訳ではいったん中英の通訳を挟むため、やはり普段の同時通訳よりもスピーカーから遅れてしまう懸念があり、いつも以上に言葉数を減らし、なるべくコンパクトに情報を伝える必要がありました。しかし自分でもなかなか訳出をコンパクトにできない場面があり、これからも表現力を増やしていかなければならないなと再確認できました。パネルディスカッションの逐次通訳では、他の言語プログラムの学生たちの通訳を聞くことができ、フィラーや言い換えがなく非常にスムーズな訳出に驚かされ、元のスピーチは理解できなくても、英訳を聞けば非常に分かりやすく、聞いていて心地よい訳出に感動しました。

同時通訳でも逐次通訳でも、自分はまだフィラーが入ってしまったり、言葉選びや表現に悩んでデリバリーがスムーズでないことがあるので、他の学生のようにスムーズな訳出を目指したいと思ったフォールフォーラムでした。

Fall Forum 2019 が開催されます!

11月22日にMIISで毎年恒例の通訳イベント「Fall Forum 2019」が開催されます。

今年は、「Off To Work We Go(七人の小人にちなんで)」というテーマのもと、働き方や仕事の在り方が今後どう変わるかを考察していきます。まずはゲストスピーカーによる基調講演から始まり、その後は6つのパネルに分かれてディスカッションを行います。

各パネルは以下のとおりとなります。

・AIと自動化(Artificial intelligence and automation of work)

・職場における平等(Equality in the working environment)

・ギグエコノミー(Gig economy)

・非公式経済と移住(Informal economy and migration)

・仕事の意義(Purpose of work)

・働く場所の変化(Evolution of where we work)

また Fall Forum は、通訳を学ぶ2年生が英語への逐次通訳を実践的に行える貴重な機会でもあります。今年は、中国語、フランス語、ドイツ語、日本語、ロシア語、スペイン語の6ヵ国語で通訳が提供されるのですが、日本語プログラムからは2年生が1人、通訳者として参加します。また1年生からも2名スピーカーとして参加します。

年1回のイベントであるFall Forum、テーマは仕事の未来となりますが、その中でも特にAIと自動化と聞くと通翻訳に携わる皆さまにとっては大きな関心があるトピックかと思われます。また現学生による通訳を見ることのできるまたとないイベントです。イベントの最後にはレセプションもありますので、お時間空いておりましたら、ぜひご参加ください。お待ちしております!