モントレー国際大学院までの道
私は2年ほど札幌で外国語指導助手として英語を教えていましたが、二年目の契約更新のところで、仕事を変えようと決めました。今でも、その時のことを忘れられません。吹く風が冷たく、初雪が舞い始めてから数日しか経っていない冬の日でした。窓から静かに降る雪を眺めながら、将来のことを考えていました。ここまで積んできた知識や経験を仕事で活用したいという希望があり、そのために適切な道は何かということを考えたり、情報を集めたりし、結局理想の職は翻訳だと感じました。翻訳ならば、モントレー国際大学院より優れた学校はアメリカにないということが色々な方法で分かりました。早速、モントレー国際大学院に申し込みました。
あの日から、約一年半たった今、太平洋の暖かい風を感じながら、モントレー国際大学院の翻訳・ローカリゼーション管理(TLM)プログラムで、翻訳やビジネスを勉強しています。授業では、様々な興味深いトピックが出てきます。例えば、翻訳とは何か、コンピューターのプログラムを使った翻訳(CAT)の方法や、言葉だけではなく、意味で翻訳することなどが挙げられます。ビジネスの授業では、会計学やローカリゼーション管理の役に立つ知識を身につけています。
モントレー国際大学院に来るまでは、翻訳の概要を何となく知っていると思っていましたが、実際に授業に参加してみたら、まだまだ、たくさん知らないことがあることに気づきました。だから、これからも、美しいモントレー市に住みながら、翻訳やビジネスの勉強を楽しみながらがんばりたいと思います。