English Preparation for Translation & Interpretation (EPTI)

Filed under: 翻訳・通訳・ローカリゼーション管理 — Chikako Tanada at 8:44 pm on Thursday, February 23, 2012

English Preparation for Translation & Interpretationは毎年7月上旬から8月上旬まで開講する6週間の英語集中プログラムです。 このコースはエプティ(EPTI)と呼ばれ、 通訳・翻訳専攻予定の学生のためにカリキュラムが組まれています。午前8時半から12時までのクラスにはWritten/Oral skillsとCultural Contentがあり、Written/Oral skillsでは通訳・翻訳についての理論や基礎を学びます。Cultural Contentでは通訳・翻訳には欠かせない経済、金融、法、国際機関などをテーマに、ニュースや新聞等を教材にしてプレゼンテーションやディスカッションを行い、総合的な英語力を強化します。午後1時から2時半までは、隔日で発音のクラスと経験豊富なMIISの教授によるT&I(Translation & Interpretation) ワークショップがあります。

出願時の早期診断テスト(Early Diagnostic Test)の結果が若干基準に満たなかったか、英語圏での留学等の経験がほとんどない場合、EPTI受講を条件にMIISに合格した学生がこのプログラムに参加します。EPTIに試験はありませんが、秋学期からの大学院に進むためには合格点以上の成績を修める必要があります。

私自身、昨年7/5~8/12まで EPTIを受講しました。MIISに来るまで英語圏への留学経験が全くなく、大学を卒業してから5年近く経っていたので、EPTIでの6週間は大学院生活に備えるための貴重な時間となりました。クラスメイトは中国人10名、台湾人2名、韓国人と日本人各1名の計14名でした。実際のT&Iプログラム同様、中国勢に押され気味でしたが、彼らのガッツに頭が下がる毎日でした。幼稚園~大学まで純日本の教育を受けた私は、とにかく人前で話したり意見を言うことが苦手で、ほぼ毎日あったディベート、ディスカッション、そしてプレゼンテーションに緊張の日々でした。毎日の課題も決して少ないとは言えず、土日も宿題に追われていましたが、EPTIで学んだ通訳・翻訳理論や国際機関等についての背景知識がT&Iでの実際の授業で非常に役に立っています。

2012年秋入学のMIIS独自の奨学金選考対象となる出願締め切りは3月12日です。英語力に自信がなく、MIISのT&Iへの出願を迷っている方がいましたら、まずはアプリケーションを提出し、早期診断テストを受験されることをお勧めします。テスト結果が若干基準に満たない場合でも、受験者の英語力以外(職務経験等)で合否を判断し、英語力の向上を条件に合格する可能性もあります。また、毎年優秀な通訳者・翻訳者を輩出する学校として、MIISではEPTIだけでなく、T&I以外の学科専攻予定の学生のためのEnglish Preparation for Graduate Studies英語集中プログラム(ESL) など定評ある様々な語学プログラムを提供しております。ですので、T&Iに出願する前に英語力を高めたい方にもぴったりなプログラムが見つかるかと思います。

今年のEPTIは7月2日~8月10日に開講予定です。費用・受講方法などの詳細についてはMIISのホームページをご確認ください。



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