日本から持ってきた方が良いもの

Filed under: Life in Monterey — Chikako Tanada at 1:28 pm on Sunday, April 29, 2012

今秋入学予定のみなさんの中には、そろそろ荷造りについて考え始めている方もいるかも知れません。未開の地に行く訳ではないので、大体の生活必需品はこちらで手に入ります。日本語の書籍や日本製のものが必要な場合は、オンラインショッピングを利用したり、サンノゼあたりまで行けば買うことが出来ますが、やはり値段は日本の倍以上だったりすることもあります。今回は、先輩やクラスメイトに聞いた「日本から持ってきた方が良いもの」をご紹介したいと思います。

 

電子辞書

授業ではノートパソコンを持ち込むので、オンライン上の辞書を使用することもできますが、学校ではネットワークがダウンしてしまいネットが使えなくなるという事態もあります。電子辞書はこちらでも購入出来るようですが、種類があまりなく、値段も高いようです。なので、まだ電子辞書をお持ちでない方は、日本で購入してくることをおすすめします。私を含め、大体のクラスメイトはCASIO EX-wordシリーズか、セイコーの電子辞書を持っています。

 

文房具

筆記具は断然日本製という声がありました。もちろん、こちらでもノートやペンはありますが、アメリカ製のノートは薄っぺらく、ペンは書きづらいものが多いです。日本製のペンも売っていますが、日本から輸入しているので値段は割高です。スーツケースに余裕があれば、使い慣れたペンやノートを持ってくることをおすすめします。また、ちょっとしたお礼状などを書きたい時に、こちらには気の利いた便箋や封筒などがないという意見もありました。お礼状を書く機会などは人それぞれですが、和柄の一筆箋などを持ってきておくと、何かの時に役立つかもしれません。

 

経済本

1年生の二学期目のテーマは経済です。冬休み中にほとんどの人が経済本を読んで予習しますが、サンノゼにある紀伊国屋で購入すると値段は日本の二倍ほどで、品数も貧弱です。日本のアマゾンで購入できますが、関税と送料を払うと、かなりの額になります。もし、冬休み中に日本に帰国するつもりがないなら、何冊か経済本を持ってきておくことをおすすめします。ちなみに、私が先輩から教えてもらって重宝している本は柴田真一の『図解式 金融英語の基礎知識』です。同じ著者の『金融英語入門』は今学期の英日翻訳の先生からのおすすめです。

 

衣類

MIISのホームページの写真を見ると、カリフォルニアは暖かくて晴れていて…というようなイメージですが、日本人にとってモントレーの夏は肌寒いです。夏でも半袖だけで出歩くことはほとんどなく、常に何か羽織るか上着を持ち歩いています。冬はダウンジャケットを着るくらい寒い日もあります。なので、冬物のコートやセーター、春夏の羽織ものを何着か持ってくることを強くおすすめします。必要であればこちらで買うことも出来ますが、日本人女性でかなり小柄の方はぴったりのサイズも見つけるのは難しいと思います。言うまでもありませんが、洋服のデザインと質は日本製には敵いません。女性の少数意見としてストッキングがありました。もちろん、ストッキングも日本製が良いのですが、こちらでストッキングを履く機会は2月のキャリアフェアくらいかと思います。アメリカのストッキングでも1日くらいであれば事足りると思います。なお、キャリアフェアの際はスーツ着用ですので、スーツを持参されることもお忘れなく。

 

常備薬

ご存知かと思いますが、こちらの市販薬はかなり強いです。また、医療費の高いアメリカでは日本のようにすぐに病院に行けません。学期の中盤や冬場は学校内で風邪が流行ります。私もこちらの風邪薬を試しましたが、指示された量より少なめに服用しても胃が痛くなり大変でした。頭痛薬や風邪薬、目薬などのちょっとした常備薬は使い慣れたものを日本から持って来た方が良いです。これは個人的な意見ですが、こちらにはビオフェルミンのような整腸剤がないようですので、お腹の弱い方はビオフェルミンを持ってくることをおすすめします。

 

メガネ・コンタクトレンズなど

もちろん、こちらでもメガネやコンタクトを購入出来ますが、コンタクトレンズ等を購入するための眼科の受診は、AIUなどの留学生用保険ではカバーされません。よって、全額自己負担です。また、こちらでメガネやコンタクトレンズを作ると、日本の眼科で作るよりも度数を強めにされることが多いようです。必要な方は、新しメガネやコンタクトレンズを日本で新調してきた方が良いかもしれません。私はハードコンタクトレンズを使用しているのですが、目薬も含めてケア用品はすべて日本から持ってきたものを使っています。こちらでも探せばケア用品があるのかも知れませんが、レンズに合わない洗浄・保存液を使ってレンズが曇ったりすると困るので、こちらのものは一切使っていません。

 

化粧品

化粧品は女性に限りますが、やはり日本人の肌に合うものは日本の化粧品です。こちらでも日本で販売されているClinique、Estee Lauderなどの海外ブランドの化粧品がありますが、日本にあるものとは若干成分が違うため、肌荒れを起こしてしまう場合もあるようです。敏感肌でお化粧をされる方や化粧品にこだわりがある方は、直接肌につける化粧水、乳液などの基礎化粧品とファンデーションなどは数ヶ月分だけでも日本から持ってきた方が良いかもしれません。これは個人的な意見ですが、こちらでは日本のようなメイク落としがありません。特にオイルのメイク落としは日本食材のスーパー以外で売っているのを見たことがありません。オイルクレンジング派の方は、日本から持って来た方が良いです。ちなみに、がっつり毎日メークをしている学生は日本人と韓国人くらいですが…。

 

その他

少数派の意見として、カイロ、歯磨き粉やデオドラント、あぶらとり紙がありました。モントレーでカイロを使うくらい寒い日はあまりありませんが、寒がりの方や冷え性の方は日本から持ってきた方が良いかもしれません。こちらのカイロは使用中に中身が漏れて手が真っ黒になってしまうことがあるようです。また、アメリカ人のクラスメイトからはアメリカの歯磨き粉やデオドラントなどは日本に比べて成分が強いため、日本人には合わないかもしれないと言った声もありました。あぶらとり紙はこちらでも売っているようですが、値段が高く、あぶらとり紙を置いているお店が少ないようです。

 

以上が先輩・クラスメイトに聞いた日本から持ってきた方が良いものです。先にも書きましたが、値段が割高でも、大抵のものはこちらで手に入りますので、あまり心配なさらないで下さい。また、日本語T&Iの先生方や学生はみんな親切ですので、こちらに来てからどこで何を買えば良いのか分からない場合は、遠慮せずに聞いて下さい。

 



No Comments »

No comments yet.

RSS feed for comments on this post. TrackBack URI

Leave a comment

XHTML: You can use these tags: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>