サンディエゴATA会議で得たもの

Filed under: Professional Development — Satoko Kanamori at 11:12 pm on Monday, November 12, 2012

10月24日から27日まで翻訳・通訳科の一年生はサンディエゴで開催されたATA(American Translators Associationアメリカ翻訳者協会)の会議に参加しました。

ATAの歓迎レセプション

まず、ATAは翻訳者だけではなく通訳者も登録できる、アメリカをベースにした団体です。プロの翻訳・通訳者の支援のため、新しい人材を育てるため、そしてさらに翻訳・通訳の仕事を推進するのが目的です。ATAは年に一度、毎年違う都市で会議を開きます。プロの翻訳・通訳者(大勢のMIISの卒業生)に出会える良い機会でもあり、分野ごとのプレゼンテーションを見て、学び、そして翻訳・通訳者とだけではなく、様々な関連企業とネットワーク作りもできます。

ATAは様々な言語部門に分かれているので、Japanese Language Division(日本語部会)のセミナーに出席したり、一般的な翻訳・通訳に関するセミナーにも参加したりすることができます。今年の一年生は5人しかいないので、興味のある分野に分かれて別々のセミナーに出席し、後から主な内容をお互いに説明するという方法で分担しました。

英日翻訳・通訳科の一年生

私が特に興味深いと思ったセミナーは、デポジションのチェッカー通訳者の役割、英日同時通訳時の予測方法、翻訳・通訳業界においての知識とマナーなどでした。

最初はあまり興味がないと思っていた分野でもセミナーに参加し、その分野に詳しい人と話すことで興味が湧き、新しい発見につながりました。また、現役の翻訳・通訳者に会うことで、たくさんの刺激を受けることができ、やはりこの業界で働きたい、キャリアを積みたいと改めて思いました。

サンディエゴでのATA会議は、セミナーに参加するだけではなく、これからどのように翻訳・通訳者としての道を切り開くのかということを考えさせてくれる場でもありました。私の将来のビジョン作りにも大きな影響を与え、有意義な時間を過ごすことができました。



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