メガコンセク授業

Filed under: MIISについて,T&I Student Life — Shinichiro Tanaka at 8:53 pm on Saturday, November 24, 2012

皆さんこんにちは。今回はMIISならではのメガコンセク(合同逐次通訳)授業について話したいと思います。

メガコンセクとは、他言語の通訳生と一緒に通訳の演習を行うという授業です。具体的には、各言語2人または3人のグループとして参加し、別言語の同規模グループとお互い英語以外の発言を英語に通訳し、それをまた別のスピーカーの言語に通訳していくというリレー通訳方式の授業です。

どのような感じで授業が進行したかは下記の図をご参照ください。今回僕は2対2でスペイン語通訳の方々と通訳の練習をしたので、そのときの様子を図にしました。

今回面白かったのは、自分自身が2人の通訳者に通訳してもらえるという点ですね。自分が話すときはノートとらなくて良いのだなと思ってほっとしていました(笑)。それと、普段は日本語から英語への通訳でワンクッションおくだけなのが、今回はスペイン語も混じっていたので2クッションあったのが面白かったですね。タイムラグが普段より長かったのですが、通訳が淡々と訳していたので安心して話せました。スピーカーと通訳者の信頼関係も大事だと感じました。普段から一緒に授業をしている仲間なので、安心して任せられます。

あと、興味深かったのは文化的な違いです。スペイン語圏の文化のようなのですが、話している間によく「ちっ」と舌打ちするのですね。これはどうやら今考えていますというメッセージらしく、悪気は全くないようです。そして、特に直すようなものでもないらしいということにびっくりしました。日本だと結構不快に思われる方も多いと思いますので。逆に、日本語で南アメリカとスペインのスペイン語の違いという風に話したとき、相手側にラテンアメリカです、と訂正されました。メキシコの方だったので、メキシコは北アメリカに属しているため、これは失礼だったと感じました。スピーカーが南アメリカと言っていたので訳としては良かったのですが、他国の人と仕事をする場合は相手に失礼のないように言葉を選ばないといけないと痛感しました。

このように、MIISにはいろんな国の通訳者が集うので、その特徴を生かした教育を受けることができます。今後もこの恵まれた環境を生かし、がんばって精進していきたいと思います。

モントレーの海岸です。アザラシが気持ちよさそうに寝そべっています。適度に散歩をしたり、ジムに通うなどして毎日を健康に過ごしたいと思っています。



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