通訳クラスとの合同プレゼンテーション

Filed under: MIISについて,翻訳・通訳・ローカリゼーション管理 — Kentaro Tamai at 11:50 pm on Wednesday, April 10, 2013

皆さん、こんにちは。国際経営学(MBA)専攻の玉井です。今回はモントレー国際大学院の特徴的な授業の様子についてお話していきたいと思います。
MIISのMBAプログラムには、会計学、経済学、統計学のようなビジネス系の必修クラスの他に、外国語のクラスもプログラムに含まれています。通訳・翻訳や英語教授法を専攻していない学生は「English for Academic and Professional Purposes」という英語の授業を取ることが基本になっており、現在の受講生においては主に日本、中国、エジプト、サウジアラビアなど英語圏以外の学生がいます。この授業では英語論文の書き方やプレゼンテーションの仕方などを学ぶことができ、私のような英語圏の大学出身でなかったり英語をメジャーとしていなかった学生にはとても有意義なクラスとなっています。

プレゼンテーションの様子

プレゼンテーションの様子

私が今学期受けている英語の授業は「Intercultural Competence in the US and English Skills Development」といい、文化、人種、宗教、言語など異なる背景から生ずる問題について学ぶことを目的としています。先日4月5日、この授業においてプレゼンテーションセッションがありました。パネリスト6人がそれぞれのテーマに添ったプレゼンテーションを行い、その後パネルディスカッションや質疑応答が行われました。

今回のプレゼンテーションのテーマは「American Dream」だったのですが、

通訳ブース

通訳ブース

各々の発表内容としては、「メディアが与えるアメリカンドリームへの影響」「アフガニスタン移民としてのアメリカンドリーム」「アメリカと中国の成功に対する考え方の比較」「日本の英語教育に対する考察」などでした。プレゼンターの出身国も様々だったため、アメリカンドリームというテーマ一つでも異なる考え方やプレゼンテーションの手法を学ぶことができました。

このプレゼンテーションセッションのユニークな点としては、通訳クラスと合同で行ったということが挙げられます。MIISには会議通訳コースがあり、このようなクラスでは通訳クラスの生徒が同時通訳を行なってくれることがあります。今回のセッションではフランス語通訳クラスと合同で行い、6人のプレゼンターのうち3人が英語、3人がフランス語で発表を行いました。フランス語話者でない参加者はトランシーバーのような機械を装着し、会議場の後方にある専用ブースから同時通訳された英語を聞くことができました。

通訳を聞く機械

通訳を聞く機械

私自身は発表せず観客として参加したのですが、プレゼンターの内容や発表方法をメモしたり質疑応答時に質問をするなど、この貴重な機会を活用することができました。このようなプログラムを越えた合同スタイルの授業は、MIISの卒業生が国際ビジネスの世界や国連、国際機関のような環境で活躍していく上で、視野を広げる効果的なカリキュラムであると感じました。

4月も中旬に差し掛かり、1年目のプログラムもあと少しとなってきましたが、授業や日々の生活から留学生活を充実させたものにして行きたいと思います。



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