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Fall Forum 2019 を通して

皆さん、こんにちは!2年生の奥山裕太です。先日の11月22日にMIISで毎年恒例の通訳イベント「Fall Forum 2019」が開催されました。今回は Fall Forum についてのブログです!

今年の Fall Forum

今年は、「Off To Work We Go」というテーマのもと、働き方や仕事の在り方について議論が行われました。オープニングセッションの後は、6つのパネルディスカッションに分かれて、「AIと自動化」、「職場における平等」、「ギグエコノミー」、「非公式経済と移住」、「仕事の意義」、「働く場所の変化」というトピックのもと白熱したディスカッションが行われました。 今年の Fall Forum では、日本語、中国語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ロシア語の計6つの言語を含む多言語フォーラムで、通訳を学ぶ2年生が逐次通訳にて英語に訳しました。またオープニングセッションでは基調講演があったため、同時通訳の機会もあり、非常に充実したイベントだったのではないでしょうか。 日本語プログラムからは1年生もスピーカーとして2人参加したことで、日本語でのディスカッションも大いに盛り上がりました。

Fall Forum を終えて

私は今回、オープニングセッションの同時通訳とパネルを2つ通訳するという長丁場だったのですが、その中で沢山のことを学ぶことができました。まず同時通訳から始まったのですが、今回のオープニングセッションの基調講演が中国語でのスピーチだったため、まず中国語プログラムの学生が英語に訳すのを聞いてから英日で通訳するリレー通訳を行う必要がありました。リレー通訳ではいったん中英の通訳を挟むため、やはり普段の同時通訳よりもスピーカーから遅れてしまう懸念があり、いつも以上に言葉数を減らし、なるべくコンパクトに情報を伝える必要がありました。しかし自分でもなかなか訳出をコンパクトにできない場面があり、これからも表現力を増やしていかなければならないなと再確認できました。パネルディスカッションの逐次通訳では、他の言語プログラムの学生たちの通訳を聞くことができ、フィラーや言い換えがなく非常にスムーズな訳出に驚かされ、元のスピーチは理解できなくても、英訳を聞けば非常に分かりやすく、聞いていて心地よい訳出に感動しました。

同時通訳でも逐次通訳でも、自分はまだフィラーが入ってしまったり、言葉選びや表現に悩んでデリバリーがスムーズでないことがあるので、他の学生のようにスムーズな訳出を目指したいと思ったフォールフォーラムでした。