Daily Archives: February 18, 2009

武田珂代子教授出版物 続報

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先日インタビュー を交えてお知らせした武田教授の本「東京裁判における通訳」が大手各紙で紹介されています。 毎日新聞の記事より
「東京裁判の運営に重要な役割を果たした通訳に光を当てる『東京裁判における通訳』(みすず書房)が刊行された。裁判の関連本は多いが、通訳の問題を正面から論じた研究はほとんど例がない。」
朝日新聞から。
「異なる言語の人が参加する国際裁判が公正に行われるためには、適切な通訳の存在が不可欠だ。しかし第2次世界大戦直後の東京裁判では、連合国側が信頼で きる通訳の人材は少なかった。また翻訳に関するルールも、法廷で審理が始まってから試行錯誤の末に形成された。本書は東京裁判の通訳をめぐる権力関係を取 り上げたものである。」

同じく朝日新聞の東京裁判に関する記事から。
「海外の史料を用いた研究としては、東京裁判を国際人道法の発展史に位置づけた戸谷由麻『東京裁判』(みすず書房)や、通訳の問題を分析した武田珂代子(かよこ)『東京裁判における通訳』(同)がある。 」

それからオンライン版では見当たらなかったのですが、熊本日日新聞も1月18日付けでこの本の紹介をしています。武田教授が熊本出身というつながりからでしょうか。
各記事はリンク先から全文が読めるようになっていますので、興味のある方は是非読んでみてください。