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お勧め電子辞書

留学生の必需品といえば性能の良い電子辞書ですが、今日はいくつかお勧めのものを紹介したいと思います。
かなり個人的な意見も入ってますのでその点はご了承ください。

個人的にお勧めなのが、SEIKOの電子辞書です。

中でも、SR-G10000というモデルは、英語上級者モデルとなっているとおり、プロの翻訳者・通訳者も使うモデルのようです。

SEIKO SR-G10001

英語関連の収録辞書は以下の通りです。
  • 研究社 新英和大辞典 第六版
  • 研究社 リーダーズ英和辞典 第2版
  • 研究社 リーダーズ・プラス
  • 研究社 新編 英和活用大辞典
  • 大修館書店 ジーニアス英和大辞典
  • 大修館書店 ナノテクノロジー用語英和辞典 電子版
  • 研究社 新和英大辞典 第五版
  • ハーパーコリンズ コウビルド英英辞典 改訂第3版 オリジナル電子増補版
  • ハーパーコリンズ COBUILD Dictionary of Idioms 2nd edition(イディオム辞典)
  • ハーパーコリンズ COBUILD Dictionary of Phrasal 2nd edition(句動詞辞典)
  • ハーパーコリンズ COBUILD English Usage for Learners 2nd edition(使い方)
  • ハーパーコリンズ COBUILD Intermediate English Grammar 2nd edition(文法)
  • ハーパーコリンズ コンパクト類語辞典
  • 5-million-word Wordbank from the Bank of English
  • オックスフォード大学出版局 オックスフォード英英辞典 第2版
  • オックスフォード大学出版局 オックスフォード類語辞典 第2版
  • 小倉書店 科学技術論文、報告書その他の文書に必要な英語文型・文例辞典

今まで何枚も英語でレポートを書いてきていえるのが、一番重宝する辞書は類語辞典及び連語辞典(Collocation)だということです。類語辞典は同じ言葉を何度も繰り返して使いたくないときに非常に便利ですし、連語辞典は使いたい単語をどういった言葉で修飾すればいいか、というのが一発でわかります。
英語を母国語としない人が苦手なのが、まず冠詞(theやa、anなど)、次に前置詞ではないかと思います。冠詞は量をこなして経験を積むしか上達の道はありませんが、前置詞は連語辞典があれば大体正しい使い方がわかります。
このSEIKOのSR-G10000にはどっちの辞書も入っており、なおかつコウビルドやオックスフォードなども入ってますので、英和で調べた単語の意味を英英で二重にチェックすることで間違った使い方や文脈に沿わない単語を使ってしまうことを防ぐことができます。

唯一の難点は値段です。中身が充実してる分べらぼうに高いのです。販売価格69800円となってますが、実際はAmazonの値段を見てもわかるように45000円前後です。家電量販店などに行くともう少し高いかもしれません。

そこまで充実してなくもいいからもうちょっと安いほうがいい、という方には、SR-S9002というモデルがお勧め。これは同じくSEIKOが出してる電子辞書なのですが、こちらは若干コンテンツが少ないです。

SEIKO SR-S9002

英語関連の収録辞書は以下の通りです。

  • 研究社 リーダーズ英和辞典 第2版
  • 研究社 リーダーズ・プラス
  • 研究社 新編 英和活用大辞典
  • 大修館書店 ジーニアス英和大辞典
  • 大修館書店 ナノテクノロジー用語英和辞典 電子版
  • 日外アソシエーツ 180万語対訳大辞典 英和・和英
  • 日外アソシエーツ 人文社会37万語英和対訳大辞典
  • 日外アソシエーツ 人文社会37万語和英対訳大辞典
  • 研究社 新和英大辞典 第五版
  • オックスフォード大学出版局 オックスフォード米語辞典 第2版
  • オックスフォード大学出版局 オックスフォード米語類語辞典
  • オックスフォード大学出版局 オックスフォード現代英英辞典 第7版
  • オックスフォード大学出版局 オックスフォード連語辞典

と辞書の数は少ないですが、若干種類の違った辞書が入ってます。上で紹介したのがプロの翻訳者・通訳者向けに対して、こちらは大学生・ビジネスマン向けとなっています。

管理人はここでの修士号を始める前に日本でこの「大学生・ビジネスマン向け」のモデルを購入してずっと使っていますが、今のところこれで足りないと思ったことはないですね。なので、モントレー国際大学院で言語教育や翻訳・通訳の分野に進みたい人には上のモデル。国際政策やMBAを目指したい人にはこのモデルがお勧めではないかと思います。こちらは定価60000円ですが、Amazonでは半額近くの32500円、家電量販店では若干高いかなと思います。ちなみに管理人は去年の夏にこのモデルを家電量販店で購入したのですが、確か値段が39000円ぐらいでした。でも値札は44000円となっており、ちょうど5000円引きキャンペーンかなんかで安くなったと記憶しています。

両方に共通して言える長所ですが、液晶が非常に綺麗。しかも明るいので直射日光のもとでもちゃんと使えます。逆にその分ライト機能というのは搭載していないので、本当に真っ暗闇の中では使うことができません。ただこの綺麗な液晶を生かして、イラストなどもときどき搭載しています。例えばブリタニカ国際百科事典で「シャチ」という言葉を検索すると、シャチの説明文の一番下に、人間の大きさと対比させることでいかにシャチが大きいかを表すイラストがでてきます。

もう一個短所は若干起動に時間がかかること。ほんの1,2秒の世界ですがそれまで使ってたシンプルな電子辞書に比べるとすぐ起動しないな、と思うことが時々あります。

2010年8月3日追記:
現在はそれぞれのモデルで新しいのがでており、最新版のモデル名は、SR-G10001と、SR-S9002のようです。それにともない、写真とリンクを差し替えました。説明文とモデルがマッチしてなくて申し訳ないです。収録辞書は新しいモデルなので、それぞれ増えています。