アメリカ車事情 (1)

今回はアメリカの車事情について。

ご存知の方も多いとは思いますが、アメリカはいわずと知れた車社会です。特にカリフォルニアでは、州の面積が広いにも関わらず、公共の交通機関が乏しいため、一部の地域(サンフランシスコ)を除けば、車がないと非常に移動に困ります。サンフランシスコでは、Bay Area Rapid Transit (BART)という、メトロシステムがあり、カリフォルニアでは珍しく公共の交通機関でいろんなところに行くことが可能です。カリフォルニア以外で言えば、ニューヨーク、ボストン、ワシントンDCなどでもメトロがあります。

モントレーは、と言えば、モントレーのダウンタウン近郊に限れば車がなくても普通に生活していく分には問題はないと思います。スーパーマーケットも、レストランやカフェも、銀行も基本的に大学院のキャンパスから歩いていくことができます。ただ、日本の食材などが売っているマーケットに行くためには車が必要になってきます。Monterey Salinas Transit (MST)というバスシステムもあり、意外といろいろなところにバスで行けますが、車なら1時間で行ける場所に、バスに乗ると3時間もかかってしまうというところを見ても、やはり車があった方が断然便利な生活が送れます。というわけで、車はほぼ日本で言う自転車感覚です。免許も簡単にとることができ、車の売り買いも結構気軽に行われます。高い買い物であることは間違いないんですけどね。

車の話をする前に、運転するのは運転免許が必要になってきますので、アメリカ車事情 (1)と題した今回のエントリーはまず免許のことについて買いていこうと思います。

アメリカで免許を取るときには、教習所に通う必要はありません。ですので、非常に安上がりに免許を取得することができます。まず運転の練習をする前に、仮免許を取らなければいけません。仮免許をとるためには、地元の、Department of Motor Vehicle (DMV)に行きます。DMVで筆記試験を受けることができ、この試験に合格すると仮免許がもらえます。このテストも非常にシンプルで簡単で、少し勉強すればたいていの人は簡単に合格できます。費用は31ドル。

仮免許がとれたら、今度は車を持っている友人に頼み、運転の練習をさせてもらいます。カリフォルニアでは、基本的に既に免許を持っている人(ただし18歳以上でなければならない)が助手席に座っていれば、仮免だけで公道で運転することが可能です。なので、多くの人が、自信がつくようになるまで友人の車で練習させてもらい、そして再びDMVでの実技試験に臨みます。この実技試験は3回チャンスがあり、1回目で合格できれば追加費用は一切かかりません。しかし2回目、3回目の実技試験にはそれぞれ6ドルかかります。3回目でも合格できなければ、再び筆記試験からやり直さなければいけません。

晴れて実技試験に合格すれば、その日から一人で車を運転することが可能になります。

ちなみにカリフォルニアでは、オートマだけしか運転できなくても、免許さえとれてしまえば、その免許でマニュアル車も運転できるようになります。日本のようにオートマ限定免許というのは存在しません。

さらに詳しい情報が載ってるウェブサイトのリンクを貼っておきます。

次回はどこで車を買うべきかについて。

One thought on “アメリカ車事情 (1)

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