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ゲストスピーカー:中国との貿易関係

マシュー・カーペンターによる寄稿
Contributed by Matthew Carpenter 

MIISで中国と米国の貿易関係についての講演が行われました。スピーカーはチャールズ・フリーマンさん。戦略国際問題研究所における中国のエキスパート。彼は主に経済と貿易問題の研究者で、アメリカを代表して中国との貿易交渉を行ったこともある人です。

フリーマンさんは、中国はつい最近経済大国として発展してきた国だと考える人が多いが、歴史的に観ると、次のとうりだと説明しました。1820年代、中国のGDPは世界の30%を占めていたが、その後は停滞を続けて、1978年になると1%以下にまで落ちてしまう。それ後新たに目覚しい経済成長を続けて、30年後の今では10%にまで上昇しました。

中国政府は国民と取引をし、共産党が政権に就き続けるのを認めさせる代わりに、政府は経済成長に力を入れる。中国政府が目指す経済成長は毎年8%。最低8%を維持できれば毎日5万人の雇用が生まれ、中国社会の安定につながる、とフリーマンさんは語りました。

経済成長を維持するため、中国は市場改革に乗り出し、その一角として世界貿易機関(WTO) に加盟しました。WTOに加盟したのは2001年。しかし、最近の経済危機の際に中国政府は景気刺激策を適用しました。中国政府は独裁政権のため、民主主義国家よりも大胆な景気刺激策を素早く適用できたのですが、その結果、中国は再び自由市場経済から計画経済を重視するようになっています。

フリーマンさんはこの状態は危険だと言います。市場改革なしには中国の長期的経済発展はありえないと語り、それだけではなく、世界はこれから中国に世界経済発展の原動力になることを願っていると指摘。国はどの企業が成功するかわからないので、計画経済で長期的に経済発展を続けるのは不可能。自国のためだけではなく、世界のため中国は市場経済を最重視する必要がある、とフリーマンさんは説明しました。

その他にも、フリーマンさんは中国政府がアメリカの要望に応じて中国通貨を20%高めてもアメリカの雇用は増えないだろうといいます。また、歴史的に見て、ある国が覇権国に取って代わって主導権を得ようとするとき戦争が行われなかったのは一度だけで、アメリカがイギリスを追い越したときだ、とフリーマンさんは説明します。その時は、アメリカとイギリスとの間には強い文化的交流があったのと、ドイツと戦うため両国はお互いが必要だったからだといいます。現在中国とアメリカとの間には強い経済的、文化的、そして政治的交流があり、今のところ紛争はありませんが、フリーマンさんによるとこれからが両国の関係の転換点だそうです。

モントレー近郊で日本食が買える店

しばらく更新が滞ってしまいました。

筆者は10月下旬にボストンで行われるキャリアフォーラムに参加します。これに向けての準備と通常のクラス+仕事でかなり忙しいことになっています。キャリアフォーラムについてはまた次の機会に詳しく触れるとして、今回はモントレー近郊で日本の食材を買える店を紹介しようと思います。

Asian Market
3056 Del Monte Blvd # 105
Marina, CA 93933-3856
(831) 384-3000
ここは筆者が一番良く利用するスーパーマーケットです。オーナーは韓国人で、韓国のものが多いですが、日本のものも結構売ってます。納豆もここで買うことができます。冷凍食品からちょっとした野菜から、お菓子まで、いろいろ売ってる結構大きな店です。韓国のドラマのDVDやビデオレンタルもやっています。車がなくてもバスで行くことも可能です。

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アメリカ車事情 -番外編-

今回で車の話は最後です。今までのシリーズは以下にリンクからどうぞ。

アメリカ車事情 (1) 免許編

アメリカ車事情 (2) 車探し編

アメリカ車事情 (3) 車購入編

アメリカ車事情 (4) DMV&手続き編

予告通り、ここでは自分の経験に関して書きたいと思います。

最初に免許ですが、筆者は2005年の3月(大学一年生のとき)に仮免許をとって、その後ちょくちょく友達の車を借りて練習してたのですが、実際に実技試験を受けたのは夏休み入ったあとでした。インターンとアルバイトをしながら運転の練習を続けて臨んだ第一回目のテストは見事に落ちました・・・苦笑。DMCの実技試験には、Critical Drivinig Errorというのがありまして、一時停止サインを無視した、赤信号止まらなかった、など致命的なミスをすると、その場でテストが終りになるのです。筆者の場合は、道路の脇に寄せるところで、寄せすぎて歩道に乗りあげてしまい、あえなくて終了となりました。その後めげずに練習を続け、二回目はほぼノーミスで無事に試験に合格することができました。それが2005年の6月とかで、その後数週間で普通は免許が届くのですが、筆者はその直後に日本に一時帰国したため、米国在留のステータスをなかなか確認できなかったみたいで、結局免許が届いたのは半年後とかでした。なので、実技試験を受けた直後はできるだけアメリカから離れない方がいいようです。

2005年8月、大学2年目が始まる直前に最初の車を買いました。日産のAltimaという車種で、年式は2000年。オートマ車で、購入当時のマイルは120000マイル弱だったと記憶しています。免許を取る前からずっとAutotraderなどで探してたのを覚えてます。それからびびなびロサンゼルスも頻繁にチェックしてましたね。ここには結構掘り出し物が載る事が多いです。友人もびびなびで見つけた車を購入した人が多いですね。結局この車はAutotraderで見つけたディーラーが売ってた車で、車を持ってる友人に頼んで、当時住んでたところから2時間弱のところまで連れていってもらい、Taxなど込で6300ドルぐらいだったのを6000ドルにまけてもらって購入しました。6000ドルといえば間違いなく大きな買い物ですので、買う前は相当悩みました。連れてきてくれた友達も、変に買ったほうがいいよ、みたいなことを言って、あとで万が一その車が故障してしまったら責任とれないので、本当に一人で悩みぬいた結果、購入に至りました。その日のその車を運転して2時間かけて家に戻りましたが、嬉しい気持ちと同時に、もし故障したらどうしようという不安で妙な気分だったのを覚えてます。その後タイヤ替えたりしなければいけなかったのですが、それ以外では特に大きな故障も修理箇所もなく、快適に車を運転できましたね。その後何度かマイナーな修理や、ちょっとした事故(しかも運転してたのは友人)もありましたが、基本的には本当にいい車だっと思います。こんな車でした↓。

そして、3年間のこの車と共にした大学生活も終わり、今度はモントレーに引越しという段階になり、当初は車は後輩に売る予定だったのですが、モントレーでも車があったほうが便利+車で行けば引越しが楽に終わる(荷物を郵送する必要がなくなる)という判断から急遽車をキープしてモントレーに引っ越しました。なので、かれこれ4年間このAltimaにはお世話になり、去年7月にエルサルバドルに行く直前に、仕事の上司に泣く泣くこのAltimaを売りました。初めての車+4年間も乗ったということで相当愛着があり、売るのは正直辛かったです。

一応エルサルバドルに行くのは2年間という予定でしたので、その上司とも暗黙の了解的な感じで、じゃあ帰ってきたらまた買い直すかも、みたいなことを言ってたのですが、結局1年で帰ってきてしまい、上司もまだその車が必要であるということで、今年の6月にまた別の車を買いました。今度はホンダのCivicという車種で、燃費がいいことで有名です。コンパクトでエンジンの馬力もありませんが、一番経済的にはいい(ガス代があまりかからない)車です。今回はちょっとした冒険を経て購入に至りました。というのも、今回はマニュアル車を買ったのです。免許編でも書きましたが、アメリカでは免許を取る時点でオートマ・マニュアルの違いはなく、たとえオートまで試験を受けても、その後マニュアルを運転することは可能なのです。もちろん筆者はオートマで免許をとったため、今までマニュアル車を運転したことはありませんでした。それを何を思ったか、車を引き渡してもらった時点で自分で運転して帰ってくるということを思いついたわけです。はっきり言って無謀かなとも思いましたが、今このブログエントリーを書けているということは、無事故で帰ってこれたということです。

Civicはこんな感じです。12年昔の車には見えないでしょう。かなりのGood conditionでした。

もちろん一応マニュアル車の運転の仕方の勉強はしました。といっても下のようなYoutubeのビデオを見たりしただけですが。

これビデオ見ただけなら簡単そうに見えるんですよね。でも実際に車引き渡してもらってから挑戦してみたのですが、ひっじょーに難しかったです!何度エンストしたことか。ということで、慣れるまで2時間ぐらい売り主の家の近くで練習してました。いよいよ家に帰ろうと決意したのですが、その後赤信号で一時停車することが怖いこと怖いこと。上手くスタートできなかったらどうしよう、といろいろ考えて、結局そこまでエンストしなかったのですが、マニュアルの運転はYoutubeのビデオ見るだけじゃどうにもならないな、ということを実感しました。結局高速に乗ってからはそこまで難しくないので、無事に帰ってこれたのですが、普通の道ではエンストばっかりでした。停車するたびにエンストの勢いでしたね。そしてやはり坂道発進が難しかったです。今はもうだいぶ感覚をつかめて、特に問題もなく坂道発進もできますが、かなりの傾斜の坂で、後ろにBMWやベンツが停まってたりするとかなり緊張します。緊張するとアクセルをふかしすぎてしまい、かなりうるさいことになったりします。なにはともあれ、マニュアルは慣れるまで大変ですが、慣れるとかなり運転が楽しくなります。燃費もマニュアルのほうがいいらしいので、経済的でもあります。ちなみに新車を買う場合もマニュアル車のほうが安くかえます。

それから交通違反の話ですが、どうも筆者は右折カルマがあるみたいで、よく右折したところで捕まるケースが多いです。アメリカでは赤信号でも左から車がきていなければ右折することができるわけですが、一回目捕まったときは、かなり遠くから来ていた車が大げさにクラクションを鳴らし、さらに運が悪いことに、その眼の前にパトカーがいたため、あえなく御用となりました。罰金は確か200ドルとかだったと思います。ちなみにチケットを切られても多少お金を多く払ってトラフィックスクールに行って1日の講習を受けることで、交通違反の記録を残さない、ということが可能です。この時は何も考えずに「余計なお金なんて払ってられるか」という気持ちで、通常の金額を払って終わったのですが、これが大間違いでした。というのも、交通違反の記録が残ると、保険が高くなります。リアルに1.5倍ぐらいになります。これは本当に間違いでした。違反の記録は2年間残りますので、2年間高い保険料を払い続けるより、最初の時点で若干余分にはらいトラフィックスクール行ったほうが絶対安上がりです。二回目捕まったのは、ハワイでレンタカーでスピード違反でした。これはトラフィックスクールという選択肢がはじめからなくて、若干不安だったのですが、不思議と保険料は上がりませんでした。ハワイでの違反はカリフォルニアでの保険料には影響しないのかもしれません。が、詳しくはわからないので、この情報を元にトラフィックスクール行かない、みたいな判断はしないことをおすすめします。この時の罰金は300ドルぐらいだったと思います。三回目は、また右折なのですが、時たま高速の出口などで、赤信号の時は右折禁止、みたいなサインがちょこっとあったりするんです。これが完全に見えてなくて、赤信号で右折したところ、すぐ横にパトカーが待ってました。これは完全にネズミ捕りでしたね。多分ここで右折しちゃう人が多いんだと思います。そういうわけで、またチケット。金額は300ドル弱で、今回はトラフィックスクールやりました。これ以上保険料上がるのは厳しかったので。トラフィックスクールというと、休日を丸一日潰して講習を受けなければいけないというイメージがありますが、最近はオンラインでもできるケースがあるみたいで、この時早速オンラインでやってみました。非常に簡単で、自分のペースででできるし、これはオススメです。最後のテストも楽勝でした。

そして恐怖の四回目。先週の水曜日の出来事です。水曜日は一週間の中で一番きついスケジュールで、朝8時から夜10時までガチガチなんですが、特に4時に学校での仕事を終わったらすぐさまオフキャンパスでの仕事に行かなければならず、特にこの日は学校での仕事が長引いてしまい、相当焦ってたわけです。途中に、結構広くて二車線の道があるのですが、この道、バスが通るからという理由で、制限速度が35マイルなんですね。普通こういうおっきめの道は45マイルなんですよ。だから俺は焦ってたのも手伝い45から50マイルで走ってたんです。すると運の悪いことに、パトカーが・・・。これはやばいと思って減速したのですが、ときすでに遅し。信号で停まったら後ろにスルスルっとついてきて、走り始めたらあえなく御用でした。これはまだいくらになるかわかりませんが、15マイルオーバーだったので、200ドル以下だと思います(というかそう願う・・・)。

その場で警官からもらう紙切はこんな感じです↓。

まぁそういうわけで、免許とったら、くれぐれも警察には気をつけてくださいね。

アメリカ車事情 (4)

このポストもちょっとしたシリーズになっています。

アメリカ車事情 (1) 免許編

アメリカ車事情 (2) 車探し編

アメリカ車事情 (3) 車購入編

今回は、車購入後のDMVでの手続きについて書きます。

まず自分の家に近くのDMVを探しておきます。こちらからどうぞ。

DMVは基本的にいつも混んでいますので、予約を取ることもおすすめします。でも予約をとってもどっちにしろ待たされることになる確率が高いので、待つことをある程度の覚悟を決めてから行きましょう。比較的空いてるのは、朝早く行くか、夕方4時ぐらいですが、これも場所によって変わってくるので、あまり参考にしない方がいいかもしれません。

ちなみに前回のポストで書き忘れたのですが、車の売買行われると、DMVでスモッグチェックをしなければいけません。これは通常売り主が売る前に済ませなければなりません。あとでスモッグチェックに通らなくて修理にお金がかかった、というトラブルを避けるためです。ですので、車を買う際には、スモッグチェックをやったという証明書を受け取るのを忘れずに。

そして一番大事なのは、通称ピンクスリップと呼ばれる、所有者証明書 (Certificate of Title)をもらうことです。この書類が車の所有者としての証ですので、必ず忘れずに受け取りましょう。こんな外見をした書類です。

広げたらこんな感じです。

車を購入したらまずすることが、この所有者証明書をDMVに持って行き、所有者を自分に変更することです。

売り主が記入してDMVに持って行くパートと、買い主が書かなければいけないパートがあります。両方がDMVに提出されないと所有者の変更になりませんので、ここも売り主に念をおしておきましょう。

まず下の写真のパートですが、これは車引渡しの時に売り主と一緒に書き込みましょう。マイル数を書く部分があるので、その時点でのマイルを書き込みます。

1、2が売り主のサイン、3が買い主のサイン、4がマイル数を記入する欄です。

次にピンクスリップの上の部分ですが、これも車引渡しの時に一緒に書き込みましょう。売り主が記入してDMVに郵送するパートですが、買い主の名前、住所などを書く欄もあるからです。

買い主が記入するパートは裏側になります。至って簡単で基本的な情報ですので、見ればどこに何を書けばいいかわかると思います。

この欄を記入したらDMVにいざ出発。あとはRegistrationとTaxを払えば、手続きは完了になります。

晴れて車が自分のものになったら、保険を買いましょう。CAでは保険に加入することが義務付けられてますので、もし保険に入らずに運転しててそれが警察に見つかると罰金を取られます。保険の相場は年齢、免許の保持年数、独身か既婚か、車の色、などで変わってきます。免許保持年数が長ければ比較的安くなるようです。それから、保険料はスピード違反などを犯すと跳ね上がります。くれぐれも警察に目をつけられるような運転はしないようにしましょう。筆者はこれまで3回チケットを切られたことがありますが、その詳細は次回書く事にします。ちなみに最近また切られました。思い出すと凹みます・・・苦笑。今は忘れたことにしておいて、次回まとめて書きます。

というわけで、次回は筆者のアメリカでの車に関する経験をいろいろと書き綴ろうと思います。お楽しみに!

アメリカで新生活を始めるにあたって -大学院生編- (3)

このポストはちょっとしたシリーズになっています。

アメリカで新生活を始めるにあたって-大学院生編- (1) 空港からモントレーまで

アメリカで新生活を始めるにあたって-大学院生編- (2) モントレーでのアパート探し

今回はアメリカでの携帯電話について書きます。

今やコミュニケーションツールとして欠かすことのできない携帯電話。アメリカでももちろんそれは同じです。最近では引っ越し先に固定電話を引かずに、携帯電話だけ持つ人のほうが多いぐらいではないでしょうか。アメリカには大手の通信会社が4つあります。

まず単純な月々のプランの比較から。と思って表を作ってみたのですが、このサイトが綺麗にまとめてくれてるので、省きます。というかこのポスト自体、前述のサイトを紹介するだけでその役目を終えてしまうような・・・。

まぁともかく、一番トリッキーなのは、Social Security NumberとCredit Score、そしてDepositなので、それについて触れたいと思います。

Social Security Numbver(SSN)は、社会保障番号のことを指し、アメリカ市民は皆持っています。アメリカ市民でなくても、アメリカで合法的に働ける人はSSNを取得できます。学生はどうかというと、学生もキャンパス上でならば合法的に働く権利を持っているので、オンキャンパスで仕事を見つけることができたら、SSNを取得できます。

Credit Scoreというのは、このSSNを使って開かれたクレジットカードや学生ローンなどのデータを元に、その人のの信用度を測るスコアです。知れば知るほど恐ろしいクレジットスコアの詳細はこちらのページに任せるとして、なぜこのクレジットスコアが携帯電話の契約に関わってくるかというと、要はクレジットスコがない(もしくはスコアが低い)と、この人は携帯電話の月々の支払をちゃんとできるのだろうか、という不安を携帯電話会社が持つわけです。その不安を払拭するためには、予めある程度のお金をもらっておかなければいけません。それがDepositです。

Depositの額は会社によって異なりますが、大体100-600ドルぐらいだと思います。先日Verizonの携帯を契約した友人は400ドル払ったと言っていました。筆者が大学2年の時に初めてSprintの携帯電話を契約したときは、SSNがあったにも関わらず、700ドルのDepositを取られました。このお金は、前述したように、万が一月々の支払が滞ってしまった場合に使われます。しかし毎月ちゃんと支払いをしていけば、1年後にはこのDepositは返ってきます。1年目以降はそのDepositを月々の支払に充てることも可能です。

つまり何が言いたいかというと、SSN及びCredit Scoreがない外国人にとって、携帯電話を契約するというのはかなりハードルが高いということです。しかし、だからと言って携帯電話を諦める必要はありません。

最近は、HanaCellKDDI Mobile USAのような、在米法人向けの携帯電話会社があり、こういった会社はDepsitなしで契約できるサービスを持っています。これは非常に便利で、しかもKDDI Mobileは特に日本への通話料が他のアメリカの携帯電話会社に比べて格安です。詳しくはまた先程のサイトを参照してください。

ただ、どうしてもiPhone、HTCのEvo、Deroidなどのスマートフォンを持ちたいという人は、諦めてDepositを払いましょう。KDDIやHanaCellではそういった端末はあつかっていませんので。あ、でもKDDI USA Mobileなら、HTCのHeroという機種を契約できます。筆者はiPhone4を持っていますが、これ以外だったらHTCの携帯買います、というぐらい、HTCの機種はレベル高いです。参考までに。

アメリカ車事情 (3)

前回のポストでは、車をどこで探せばいいのかについて述べました。引き続き、これがいい!と思える車を発見してからどうするかについて書いていきたいと思います。

車を購入するというのは大きな買い物ですので、これがいい!と思える車が見つかっても慎重になりましょう。まずはその車についてもっと情報を集めることが必要です。

一番簡単にできることは、Autocheck Vehicle ReportCarfaxなどのサービスを利用して、車のヒストリーをチェックすることです。これらのサイトは、車のIDナンバー(VIN=Vehicle Identification Number)を通じて、その車がどこで組み立てられたか、今まで何人のオーナーがいるか、走行距離は正しいか(走行距離計が巻き戻されてないか)、事故を起こしたことがないか、レンタカーとして使われたことがないか、などの情報を知ることができます。こういった情報は車の正しい価値を判断する上で非常に大事な要素になってきます。なぜなら、オーナーが多いほど車が使い込まれているし、走行距離が多いほど車が酷使されてるわけだし、事故を起こしたことがあれば、修理されたとしても多少の損傷が残ってるかもしれないし、レンタカーとして使われたことがあるなら、これも車が酷使されたことがある、ということになるからです。なので、オーナーは当然少ない方がいいです。走行距離も同様。走行距離に関して言えば、アメリカ(特にカリフォルニア)では、通勤・通学などに車が使われていれば、1年間で大体10,000マイルから15,000マイル走るのが普通と言われています。つまり、例えば年式が2005年の車なのに、走行距離が100,000マイルもあったら、それは車が酷使されてきた証拠です。レンタカーだったかもしれません。なぜレンタカーが良くないかというと、通常レンタカーを運転するときは、自分の車ではないので乱暴で無茶な運転する人が多いからです。またレンタカーは長距離の運転をこなしてる可能性がたかいので、買った後にいろいろと問題が起こってくる可能性があるからです。

こういったことを念頭に置くと、この車のヒストリーチェックというのは中古車を購入する場合はかならずやっておいたほうがいいです。でないと、必ず後悔することになります。Auto Checkだと30日間無制限(現在このサイトを通じてAuto Checkのライセンスを購入すると、60日間無制限みたいです)に車のヒストリーレポートを見ることができるようです。CarFaxだと無制限というオプションはなく、1台か5台となっているみたいです。車の現在のオーナーからVINを教えてもらい、チェックをしましょう。オーナーがVINを教えるのを躊躇しているようならその時点でその車は怪しいと思った方がいいです。

また予め、目星のつけた車の中古車市場での値段をしらべておきましょう。これは、KBB(Kelly’s Blue Book)または、Edmunds.comなどで調べることができます。こちらが車の大体の値段を知っておかないと、言い値でかわされる可能性もあるので要注意です。

次にオーナーに電話して、自ら車を見に行きましょう。その際に以下のこともオーナーに質問しましょう。

  • 年式、メーカー、車種、車の色などを再度確認します。
  • トランスミッションについてもオートマなのかマニュアルなのかを確認します。
  • その他のオプションについても質問しましょう。
  • なぜ車を売るのか?(答えがあやふやなら怪しいと見た方が良いです。言えない事情があって売ろうとしてる可能性があります)
  • 過去にオーナーは何人いたか?
  • 事故の記録はあるか?
  • 禁煙車か?
  • マイルはどれくらいか?
  • オイルチェンジを定期的にやってきたか?
  • その他のメンテナンスのレコードは持っているか?

この他にも質問はできますが、電話よりも実際に車を見に行ってその場でオーナーに聞く方がいいと思います。なので、日時を決めて車を見に行きます。可能であればメカニックか、車に詳しい友人と一緒に行ってその場でチェックをしてもらえるとベターです。試乗もしてみて、エンジンのかかり、アクセル、ブレーキ、マニュアルであればクラッッチ、車の発進・停止、ブレーキランプ、ウインカー、サイドブレーキなどすべて使ってみて故障がないかチェックします。オプション等も電話やオンラインで宣伝されていたものと同じかチェックします。オーナーが過去のメンテナンスの履歴を持っていれば見せてもらいましょう。

購入を決めたら、現金か小切手で支払います。個人売買の場合、オーナーは小切手より現金を好みます。というのも、もらった小切手を不渡りにされてしまったら車もお金もなくなってしまうからです。筆者は先日中古車を購入したのですが、前のオーナーにはやはり、現金で支払ってくれ、と言われました。ただ、車の引き渡しの際に一緒に銀行に行ってその場で小切手を現金にできるならば、小切手でも大丈夫、ということになったので、小切手で支払いました。またこれは売り主が大抵要しますすが、簡単な契約書なようなものを作ります。これは、「この車は保証は一切つかない」といった内容のもので、後で買った人に「ここが壊れてたから直せ」というようなことを言われないように、売り主が用意する物です。ですので、買う側としては、最初から修理が必要な箇所を理解しておかないと後で修理に高いお金を払うことになります。というか、最初から修理がたくさん必要な車は買わないのが得策です。

次回は購入後のDMVでの手続きについて。

新入生オリエンテーション

先週末からモントレーでは午前中から晴天に恵まれ、素晴らしい天気が続いています。新入生オリエンテーションが始まった今日も、朝から広がった青空が新入生をモントレー国際大学に迎えました。ダウンタウンモントレーにあるGolden State Theaterでの歓迎レセプションに始まり、その後も様々なオリエンテーションがキャンパスで行われました。

今年は、36ヶ国から25言語を話す386人の新入生を迎えました。9人のフルブライトプログラムの学生や、イラク戦争に参加した退役軍人もおり、本当に様々なバックグラウンドを持った学生が集まりました。

オリエンテーションは今週いっぱい続き、来週の月曜日から授業がはじまります。

アメリカで新生活を始めるにあたって -大学院生編- (2)

前回は空港からモントレーまでの移動について書きました。今回はモントレーに着いてから何をしたらいいのかについて。

まず最初に一時的に滞在できる場所を探しましょう。
大学の公式ページに近くのホテル・ホステルのリストがあります。もしモントレー到着時にまだ住む場所を決めてない場合はこれらのホテルにしばらく滞在しながら家・アパートを探すことになります。

さて肝心の家探しですが、まずはこの地図を見ながら、どの辺に住みたいか考えましょう。地図にも書いてありますが、人気があるのはキャンパスから近いMonterey Downtown、Monterey “Bay the Lake”辺りです。New Montereyに住んでる人も結構多いようです。基本的にDowntownに近いほど家賃は高くなります。大抵1ベッドルームもしくはスタジオは家賃が月1000ドル以上することが多いです。2ベッドルームだと1300−1400ドル。3ベッドルームで2000ドル前後です。2ベッドルームに3人で住んで家賃を安く押さえるという強者もいます(筆者は一年目そうでした)。リビングルームをカーテンで仕切っていたので、多少のプライバシーはあったと思います。と言っても自分はちゃんとした部屋に住んでましたが。それでも月500ドルとかだったので、かなり安かったです。Pacific Grove, Marina, Seaside, Carmel by the Seaなどのエリアだと、車がないと若干通学が厳しくなります。逆に車があるなら、妥当なオプションだと思います。キャンパスから半径1マイルより外に住んでる人はキャンパスでの駐車許可証がもらえます。

住む場所の目星がついたら、以下のツールを使って具体的に空いてる物件を探します。

気に入った物件が見つかったら、不動産屋か管理人に電話をしましょう。家賃・敷金はいくらか、部屋はいくつあるのか、シャワー・トイレはいくつあるか、駐車スペースはあるか、アパートなら敷地内に洗濯機・乾燥機があるか、などを確認しましょう。そしてアポとって実際に物件の見学に行きます。見学に訪れた際は、電話で確認したポイントを実際にチェックしましょう。それから契約は一年契約なのか、半年なのか、月極めなのかもしっかり確認しましょう。あとあと引っ越したくなったときに、一年契約を途中で解約すると敷金が返ってこなくなります。

実際に住む物件を決めたら、住み始める前に、このチェックリストを使って部屋やトイレの状況をチェックしておきましょう。この作業は管理人と一緒にやることをお勧めします。公式ウェブサイトにもたくさん情報が載ってますので、そちらも参考に。

次回はアメリカでの携帯電話について。

アメリカで新生活を始めるにあたって -大学院生編- (1)

今回からは、アメリカで新しい生活を始めるにあたって必要になってくるものを書いていきたいと思います。
この記事はモントレーでの新生活を想定して書いていきますので、その点ご了承を。

日本からアメリカに行く際に一番始めに必要となってくるのは、空港からどうやって移動するです。
ので、第一弾は空港からの移動について書きたいと思います。

多くの人はサンフランシスコ国際空港かサンノゼ国際空港に到着すると思います。
既にモントレーや周辺に知り合いがいれば、その人に迎えを頼むことができます。
その場合、ガス代を運転してくれた人に払うようにしましょう。
もしモントレーからだとサンフランシスコまでは2時間の運転になりますので、結構ガス使います。

迎えを頼めそうなあてがない場合は、自力でモントレーまで行くしかないのですが、一番のおすすめは、MontereyAirbusというサービスです。シャトルバスで、他の人と乗り合わせでモントレーまで行きます。サンフランシスコからの場合片道45ドル、サンノゼからだと35ドルかかります。スケジュールはこちらから、どこから乗るかについてはこちらから見ることができます。予約をしていないと、シャトルバスを待っている人を無視してシャトルが素通りしてしまうことがありますので、必ず予約をするようにしましょう。自分は一回予約していなかったせいで、待ってた便が素通りしていき、1時間半ほど余計に待たされたことがあります。それから、このサービスはかなり時間にきっちりしていて、本当に定刻に発車してしまいます。一回2分遅れたせいで自分が予約していた便に乗れず、タクシーを使って途中で追いつくということをしたこともあります。タクシー代で80ドル近くかかりました。本当にお金の無駄です。MontereyAirbusを利用する際は時間に充分注意してください。

他にも、公共の交通機関、他のシャトルバスサービス、タクシーなどを利用するという手もありますが、公共の交通機関は安いですが、大きなスーツケースを持ち運ぶのに不便、シャトルバスやタクシーは値段がかなり高くつくなどのデメリットがあります。他のシャトルバスサービスは、Super Shuttleなどがありますが、片道で265ドルかかります。もし他にも大勢モントレーに行く人がいて、みんなで割り勘すれば一人30ドルぐらいとなり、MontereyAirbusより安くなります。タクシーを使ったら驚くべき額を請求されると思いますので、使わないことをお勧めします。

次回はモントレーについてから自分の家を見つけるまでについて。

アメリカ車事情 (2)

前回のポストではアメリカで免許を取るにはどうしたらいいかを書きました。予告通り、今回はどこで車を探せばいいのかを、モントレー国際大学のあるカリフォルニアを例に書いていこうと思います。

前回も述べたとおり、アメリカでは結構気軽に車の売り買いが行われます。どこで車を購入するかは、まず新車を購入するか中古車を購入するかで大きく変わってきます。新車を買いたい場合は当然正規ディーラーに行きます。ディーラーはセールストークがうまいので、このディスカウントは今日だけ!、みたいな売り文句がたくさんん滑らかに出てきます。乗せられると、気づいたら様々なオプションをつけて結局フルオプションで新車購入!みたいな事態になり得ますので気をつけましょう。新車を買う場合はほとんどの人がオートローンを組みます。やはり安くても150万円はするので、現金でポーンと買える人は限られてます。

ただ正規ディーラーには新車だけではなく、Certified Pre-Owned Carsといって、ディーラーのメカニックが点検・整備した(から買ってすぐ故障的なトラブルは避けられるはずの)車が売ってます。その分お値段も個人売買よりも高くなります。あと中古車を専門に扱う、中古車ディーラーもあります。ディーラーのいいところはやはり煩雑な手続きをすべて代行してくれるところでしょうかね。といっても、後で書きますが、車購入の手続きは思ってるほど面倒ではないので、これぐらいなら高い手続き料払うより自分でやったほうがましだと思える人は、個人売買で購入しましょう。

その個人売買ですが、ディーラーに比べると、比較的安い値段で売り買いされます。その分、メカニックのチェックなどもされてないので、運が悪いと、買った直後にあちこち故障して、修理費が高くついた、ということもありえます。個人売買の車はどこで探すかというと、まずはAutoTraderや、Cars.comなどのウェブサイトを見ます。ちなみにAutoTraderはペーパー版もあり、スーパーや本屋などで購入できます。こういうウェブサイトは検索機能がついており、車の形、色、メーカー/モデル、年式、値段、走行距離などを指定して検索することが可能です。なので、予め予算はどれくらいか、どういったタイプの車が欲しいのか、色は何色がいいのか、走行距離はどれくらいまでなら許容範囲か(もちろん少ない方がいい)、などを決めた上でこういったサイトを利用するといいと思います。

その他にも、craigslistというサイトがあり、ここでも中古車情報を得ることができます。ここをクリックすると中古車情報のページにいけますが、このcraigslistは他にも家電製品(中古品)を買いたいときや、アパート探しにも使えるので便利です。

次回は購入したいと思える車を発見したあとのステップについて述べたいと思います。