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アメリカ車事情 -番外編-

今回で車の話は最後です。今までのシリーズは以下にリンクからどうぞ。

アメリカ車事情 (1) 免許編

アメリカ車事情 (2) 車探し編

アメリカ車事情 (3) 車購入編

アメリカ車事情 (4) DMV&手続き編

予告通り、ここでは自分の経験に関して書きたいと思います。

最初に免許ですが、筆者は2005年の3月(大学一年生のとき)に仮免許をとって、その後ちょくちょく友達の車を借りて練習してたのですが、実際に実技試験を受けたのは夏休み入ったあとでした。インターンとアルバイトをしながら運転の練習を続けて臨んだ第一回目のテストは見事に落ちました・・・苦笑。DMCの実技試験には、Critical Drivinig Errorというのがありまして、一時停止サインを無視した、赤信号止まらなかった、など致命的なミスをすると、その場でテストが終りになるのです。筆者の場合は、道路の脇に寄せるところで、寄せすぎて歩道に乗りあげてしまい、あえなくて終了となりました。その後めげずに練習を続け、二回目はほぼノーミスで無事に試験に合格することができました。それが2005年の6月とかで、その後数週間で普通は免許が届くのですが、筆者はその直後に日本に一時帰国したため、米国在留のステータスをなかなか確認できなかったみたいで、結局免許が届いたのは半年後とかでした。なので、実技試験を受けた直後はできるだけアメリカから離れない方がいいようです。

2005年8月、大学2年目が始まる直前に最初の車を買いました。日産のAltimaという車種で、年式は2000年。オートマ車で、購入当時のマイルは120000マイル弱だったと記憶しています。免許を取る前からずっとAutotraderなどで探してたのを覚えてます。それからびびなびロサンゼルスも頻繁にチェックしてましたね。ここには結構掘り出し物が載る事が多いです。友人もびびなびで見つけた車を購入した人が多いですね。結局この車はAutotraderで見つけたディーラーが売ってた車で、車を持ってる友人に頼んで、当時住んでたところから2時間弱のところまで連れていってもらい、Taxなど込で6300ドルぐらいだったのを6000ドルにまけてもらって購入しました。6000ドルといえば間違いなく大きな買い物ですので、買う前は相当悩みました。連れてきてくれた友達も、変に買ったほうがいいよ、みたいなことを言って、あとで万が一その車が故障してしまったら責任とれないので、本当に一人で悩みぬいた結果、購入に至りました。その日のその車を運転して2時間かけて家に戻りましたが、嬉しい気持ちと同時に、もし故障したらどうしようという不安で妙な気分だったのを覚えてます。その後タイヤ替えたりしなければいけなかったのですが、それ以外では特に大きな故障も修理箇所もなく、快適に車を運転できましたね。その後何度かマイナーな修理や、ちょっとした事故(しかも運転してたのは友人)もありましたが、基本的には本当にいい車だっと思います。こんな車でした↓。

そして、3年間のこの車と共にした大学生活も終わり、今度はモントレーに引越しという段階になり、当初は車は後輩に売る予定だったのですが、モントレーでも車があったほうが便利+車で行けば引越しが楽に終わる(荷物を郵送する必要がなくなる)という判断から急遽車をキープしてモントレーに引っ越しました。なので、かれこれ4年間このAltimaにはお世話になり、去年7月にエルサルバドルに行く直前に、仕事の上司に泣く泣くこのAltimaを売りました。初めての車+4年間も乗ったということで相当愛着があり、売るのは正直辛かったです。

一応エルサルバドルに行くのは2年間という予定でしたので、その上司とも暗黙の了解的な感じで、じゃあ帰ってきたらまた買い直すかも、みたいなことを言ってたのですが、結局1年で帰ってきてしまい、上司もまだその車が必要であるということで、今年の6月にまた別の車を買いました。今度はホンダのCivicという車種で、燃費がいいことで有名です。コンパクトでエンジンの馬力もありませんが、一番経済的にはいい(ガス代があまりかからない)車です。今回はちょっとした冒険を経て購入に至りました。というのも、今回はマニュアル車を買ったのです。免許編でも書きましたが、アメリカでは免許を取る時点でオートマ・マニュアルの違いはなく、たとえオートまで試験を受けても、その後マニュアルを運転することは可能なのです。もちろん筆者はオートマで免許をとったため、今までマニュアル車を運転したことはありませんでした。それを何を思ったか、車を引き渡してもらった時点で自分で運転して帰ってくるということを思いついたわけです。はっきり言って無謀かなとも思いましたが、今このブログエントリーを書けているということは、無事故で帰ってこれたということです。

Civicはこんな感じです。12年昔の車には見えないでしょう。かなりのGood conditionでした。

もちろん一応マニュアル車の運転の仕方の勉強はしました。といっても下のようなYoutubeのビデオを見たりしただけですが。

これビデオ見ただけなら簡単そうに見えるんですよね。でも実際に車引き渡してもらってから挑戦してみたのですが、ひっじょーに難しかったです!何度エンストしたことか。ということで、慣れるまで2時間ぐらい売り主の家の近くで練習してました。いよいよ家に帰ろうと決意したのですが、その後赤信号で一時停車することが怖いこと怖いこと。上手くスタートできなかったらどうしよう、といろいろ考えて、結局そこまでエンストしなかったのですが、マニュアルの運転はYoutubeのビデオ見るだけじゃどうにもならないな、ということを実感しました。結局高速に乗ってからはそこまで難しくないので、無事に帰ってこれたのですが、普通の道ではエンストばっかりでした。停車するたびにエンストの勢いでしたね。そしてやはり坂道発進が難しかったです。今はもうだいぶ感覚をつかめて、特に問題もなく坂道発進もできますが、かなりの傾斜の坂で、後ろにBMWやベンツが停まってたりするとかなり緊張します。緊張するとアクセルをふかしすぎてしまい、かなりうるさいことになったりします。なにはともあれ、マニュアルは慣れるまで大変ですが、慣れるとかなり運転が楽しくなります。燃費もマニュアルのほうがいいらしいので、経済的でもあります。ちなみに新車を買う場合もマニュアル車のほうが安くかえます。

それから交通違反の話ですが、どうも筆者は右折カルマがあるみたいで、よく右折したところで捕まるケースが多いです。アメリカでは赤信号でも左から車がきていなければ右折することができるわけですが、一回目捕まったときは、かなり遠くから来ていた車が大げさにクラクションを鳴らし、さらに運が悪いことに、その眼の前にパトカーがいたため、あえなく御用となりました。罰金は確か200ドルとかだったと思います。ちなみにチケットを切られても多少お金を多く払ってトラフィックスクールに行って1日の講習を受けることで、交通違反の記録を残さない、ということが可能です。この時は何も考えずに「余計なお金なんて払ってられるか」という気持ちで、通常の金額を払って終わったのですが、これが大間違いでした。というのも、交通違反の記録が残ると、保険が高くなります。リアルに1.5倍ぐらいになります。これは本当に間違いでした。違反の記録は2年間残りますので、2年間高い保険料を払い続けるより、最初の時点で若干余分にはらいトラフィックスクール行ったほうが絶対安上がりです。二回目捕まったのは、ハワイでレンタカーでスピード違反でした。これはトラフィックスクールという選択肢がはじめからなくて、若干不安だったのですが、不思議と保険料は上がりませんでした。ハワイでの違反はカリフォルニアでの保険料には影響しないのかもしれません。が、詳しくはわからないので、この情報を元にトラフィックスクール行かない、みたいな判断はしないことをおすすめします。この時の罰金は300ドルぐらいだったと思います。三回目は、また右折なのですが、時たま高速の出口などで、赤信号の時は右折禁止、みたいなサインがちょこっとあったりするんです。これが完全に見えてなくて、赤信号で右折したところ、すぐ横にパトカーが待ってました。これは完全にネズミ捕りでしたね。多分ここで右折しちゃう人が多いんだと思います。そういうわけで、またチケット。金額は300ドル弱で、今回はトラフィックスクールやりました。これ以上保険料上がるのは厳しかったので。トラフィックスクールというと、休日を丸一日潰して講習を受けなければいけないというイメージがありますが、最近はオンラインでもできるケースがあるみたいで、この時早速オンラインでやってみました。非常に簡単で、自分のペースででできるし、これはオススメです。最後のテストも楽勝でした。

そして恐怖の四回目。先週の水曜日の出来事です。水曜日は一週間の中で一番きついスケジュールで、朝8時から夜10時までガチガチなんですが、特に4時に学校での仕事を終わったらすぐさまオフキャンパスでの仕事に行かなければならず、特にこの日は学校での仕事が長引いてしまい、相当焦ってたわけです。途中に、結構広くて二車線の道があるのですが、この道、バスが通るからという理由で、制限速度が35マイルなんですね。普通こういうおっきめの道は45マイルなんですよ。だから俺は焦ってたのも手伝い45から50マイルで走ってたんです。すると運の悪いことに、パトカーが・・・。これはやばいと思って減速したのですが、ときすでに遅し。信号で停まったら後ろにスルスルっとついてきて、走り始めたらあえなく御用でした。これはまだいくらになるかわかりませんが、15マイルオーバーだったので、200ドル以下だと思います(というかそう願う・・・)。

その場で警官からもらう紙切はこんな感じです↓。

まぁそういうわけで、免許とったら、くれぐれも警察には気をつけてくださいね。