Daily Archives: September 7, 2010

アメリカで新生活を始めるにあたって -大学院生編- (3)

このポストはちょっとしたシリーズになっています。

アメリカで新生活を始めるにあたって-大学院生編- (1) 空港からモントレーまで

アメリカで新生活を始めるにあたって-大学院生編- (2) モントレーでのアパート探し

今回はアメリカでの携帯電話について書きます。

今やコミュニケーションツールとして欠かすことのできない携帯電話。アメリカでももちろんそれは同じです。最近では引っ越し先に固定電話を引かずに、携帯電話だけ持つ人のほうが多いぐらいではないでしょうか。アメリカには大手の通信会社が4つあります。

まず単純な月々のプランの比較から。と思って表を作ってみたのですが、このサイトが綺麗にまとめてくれてるので、省きます。というかこのポスト自体、前述のサイトを紹介するだけでその役目を終えてしまうような・・・。

まぁともかく、一番トリッキーなのは、Social Security NumberとCredit Score、そしてDepositなので、それについて触れたいと思います。

Social Security Numbver(SSN)は、社会保障番号のことを指し、アメリカ市民は皆持っています。アメリカ市民でなくても、アメリカで合法的に働ける人はSSNを取得できます。学生はどうかというと、学生もキャンパス上でならば合法的に働く権利を持っているので、オンキャンパスで仕事を見つけることができたら、SSNを取得できます。

Credit Scoreというのは、このSSNを使って開かれたクレジットカードや学生ローンなどのデータを元に、その人のの信用度を測るスコアです。知れば知るほど恐ろしいクレジットスコアの詳細はこちらのページに任せるとして、なぜこのクレジットスコアが携帯電話の契約に関わってくるかというと、要はクレジットスコがない(もしくはスコアが低い)と、この人は携帯電話の月々の支払をちゃんとできるのだろうか、という不安を携帯電話会社が持つわけです。その不安を払拭するためには、予めある程度のお金をもらっておかなければいけません。それがDepositです。

Depositの額は会社によって異なりますが、大体100-600ドルぐらいだと思います。先日Verizonの携帯を契約した友人は400ドル払ったと言っていました。筆者が大学2年の時に初めてSprintの携帯電話を契約したときは、SSNがあったにも関わらず、700ドルのDepositを取られました。このお金は、前述したように、万が一月々の支払が滞ってしまった場合に使われます。しかし毎月ちゃんと支払いをしていけば、1年後にはこのDepositは返ってきます。1年目以降はそのDepositを月々の支払に充てることも可能です。

つまり何が言いたいかというと、SSN及びCredit Scoreがない外国人にとって、携帯電話を契約するというのはかなりハードルが高いということです。しかし、だからと言って携帯電話を諦める必要はありません。

最近は、HanaCellKDDI Mobile USAのような、在米法人向けの携帯電話会社があり、こういった会社はDepsitなしで契約できるサービスを持っています。これは非常に便利で、しかもKDDI Mobileは特に日本への通話料が他のアメリカの携帯電話会社に比べて格安です。詳しくはまた先程のサイトを参照してください。

ただ、どうしてもiPhone、HTCのEvo、Deroidなどのスマートフォンを持ちたいという人は、諦めてDepositを払いましょう。KDDIやHanaCellではそういった端末はあつかっていませんので。あ、でもKDDI USA Mobileなら、HTCのHeroという機種を契約できます。筆者はiPhone4を持っていますが、これ以外だったらHTCの携帯買います、というぐらい、HTCの機種はレベル高いです。参考までに。