Monthly Archives: July 2010

アメリカ車事情 (2)

前回のポストではアメリカで免許を取るにはどうしたらいいかを書きました。予告通り、今回はどこで車を探せばいいのかを、モントレー国際大学のあるカリフォルニアを例に書いていこうと思います。

前回も述べたとおり、アメリカでは結構気軽に車の売り買いが行われます。どこで車を購入するかは、まず新車を購入するか中古車を購入するかで大きく変わってきます。新車を買いたい場合は当然正規ディーラーに行きます。ディーラーはセールストークがうまいので、このディスカウントは今日だけ!、みたいな売り文句がたくさんん滑らかに出てきます。乗せられると、気づいたら様々なオプションをつけて結局フルオプションで新車購入!みたいな事態になり得ますので気をつけましょう。新車を買う場合はほとんどの人がオートローンを組みます。やはり安くても150万円はするので、現金でポーンと買える人は限られてます。

ただ正規ディーラーには新車だけではなく、Certified Pre-Owned Carsといって、ディーラーのメカニックが点検・整備した(から買ってすぐ故障的なトラブルは避けられるはずの)車が売ってます。その分お値段も個人売買よりも高くなります。あと中古車を専門に扱う、中古車ディーラーもあります。ディーラーのいいところはやはり煩雑な手続きをすべて代行してくれるところでしょうかね。といっても、後で書きますが、車購入の手続きは思ってるほど面倒ではないので、これぐらいなら高い手続き料払うより自分でやったほうがましだと思える人は、個人売買で購入しましょう。

その個人売買ですが、ディーラーに比べると、比較的安い値段で売り買いされます。その分、メカニックのチェックなどもされてないので、運が悪いと、買った直後にあちこち故障して、修理費が高くついた、ということもありえます。個人売買の車はどこで探すかというと、まずはAutoTraderや、Cars.comなどのウェブサイトを見ます。ちなみにAutoTraderはペーパー版もあり、スーパーや本屋などで購入できます。こういうウェブサイトは検索機能がついており、車の形、色、メーカー/モデル、年式、値段、走行距離などを指定して検索することが可能です。なので、予め予算はどれくらいか、どういったタイプの車が欲しいのか、色は何色がいいのか、走行距離はどれくらいまでなら許容範囲か(もちろん少ない方がいい)、などを決めた上でこういったサイトを利用するといいと思います。

その他にも、craigslistというサイトがあり、ここでも中古車情報を得ることができます。ここをクリックすると中古車情報のページにいけますが、このcraigslistは他にも家電製品(中古品)を買いたいときや、アパート探しにも使えるので便利です。

次回は購入したいと思える車を発見したあとのステップについて述べたいと思います。

アメリカ車事情 (1)

今回はアメリカの車事情について。

ご存知の方も多いとは思いますが、アメリカはいわずと知れた車社会です。特にカリフォルニアでは、州の面積が広いにも関わらず、公共の交通機関が乏しいため、一部の地域(サンフランシスコ)を除けば、車がないと非常に移動に困ります。サンフランシスコでは、Bay Area Rapid Transit (BART)という、メトロシステムがあり、カリフォルニアでは珍しく公共の交通機関でいろんなところに行くことが可能です。カリフォルニア以外で言えば、ニューヨーク、ボストン、ワシントンDCなどでもメトロがあります。

モントレーは、と言えば、モントレーのダウンタウン近郊に限れば車がなくても普通に生活していく分には問題はないと思います。スーパーマーケットも、レストランやカフェも、銀行も基本的に大学院のキャンパスから歩いていくことができます。ただ、日本の食材などが売っているマーケットに行くためには車が必要になってきます。Monterey Salinas Transit (MST)というバスシステムもあり、意外といろいろなところにバスで行けますが、車なら1時間で行ける場所に、バスに乗ると3時間もかかってしまうというところを見ても、やはり車があった方が断然便利な生活が送れます。というわけで、車はほぼ日本で言う自転車感覚です。免許も簡単にとることができ、車の売り買いも結構気軽に行われます。高い買い物であることは間違いないんですけどね。

車の話をする前に、運転するのは運転免許が必要になってきますので、アメリカ車事情 (1)と題した今回のエントリーはまず免許のことについて買いていこうと思います。

アメリカで免許を取るときには、教習所に通う必要はありません。ですので、非常に安上がりに免許を取得することができます。まず運転の練習をする前に、仮免許を取らなければいけません。仮免許をとるためには、地元の、Department of Motor Vehicle (DMV)に行きます。DMVで筆記試験を受けることができ、この試験に合格すると仮免許がもらえます。このテストも非常にシンプルで簡単で、少し勉強すればたいていの人は簡単に合格できます。費用は31ドル。

仮免許がとれたら、今度は車を持っている友人に頼み、運転の練習をさせてもらいます。カリフォルニアでは、基本的に既に免許を持っている人(ただし18歳以上でなければならない)が助手席に座っていれば、仮免だけで公道で運転することが可能です。なので、多くの人が、自信がつくようになるまで友人の車で練習させてもらい、そして再びDMVでの実技試験に臨みます。この実技試験は3回チャンスがあり、1回目で合格できれば追加費用は一切かかりません。しかし2回目、3回目の実技試験にはそれぞれ6ドルかかります。3回目でも合格できなければ、再び筆記試験からやり直さなければいけません。

晴れて実技試験に合格すれば、その日から一人で車を運転することが可能になります。

ちなみにカリフォルニアでは、オートマだけしか運転できなくても、免許さえとれてしまえば、その免許でマニュアル車も運転できるようになります。日本のようにオートマ限定免許というのは存在しません。

さらに詳しい情報が載ってるウェブサイトのリンクを貼っておきます。

次回はどこで車を買うべきかについて。

翻訳・通訳・言語教育プログラム紹介

今回から、各プログラムついて触れていきたいと思います。

翻訳・通訳・言語教育プログラムについて

翻訳・通訳、ローカリゼーション管理、また言語教育の分野では世界的に有名なプログラムです。モントレー国際大学の卒業生は世界各地で仕事をしており、一例をあげると、国連・安全保障理事会での討論やパシフィックリム通商会議や夏季オリンピックの競技といった場での通訳、多言語にわたる国際協定や各種取扱説明書、ウェブサイト、書籍、学術論文などの翻訳など、様々な分野で、卒業生の活躍が光ります。

言語教育に関しても、アメリカ国内でもトップレベルのプログラムです。創造的かつ応用的なカリキュラム、最新の設備、そして実地経験に基づくトレーニングを通して、一流の言語教育者を育成します。

 Photo by Lucyna Jodlowska (http://www.lucynajodlowska.com/)

前のポストでも書きましたが、翻訳・通訳・言語教育プログラムでは以下の修士号が修得できます

  • 翻訳学修士号(MAT)
  • 翻訳・通訳学修士号(MATI)
  • 翻訳・ローカリゼーション管理学修士号(MATLM)
  • 会議通訳学修士号(MACI)
  • 英語教授法修士号(MATESOL)
  • 外国語教授法修士号(MATFL)

モントレー国際大学では、毎年ジョブフェアや、様々な国際機関、政府組織、民間企業などへ就職するためのキャリアフェアを行っており、こうした充実したキャリアサポートに支えられ、翻訳者・通訳者ともに、国際機関、各国政府、非営利組織、民間企業や他国制企業への就職や、フリーランスで働くなど、様々なオプションの中から進路を選べるようになってます。

また、モントレー国際大学は、卓越した言語教育プログラムそして、英語やその他の語学教育における専門技術を備えた優秀な人材を世界各国に排出していることで知られています。このような環境で、言語教育プログラムでは、理論に戻づいた基礎知識と専門技術を組み合わせたカリキュラムを通して、熱意と向上心のある言語教育者を育成します。

在学中に培った専門知識と技術は、卒業後の仕事に存分に生かされます。充実したキャリアサポートのもと、卒業生は公立・私立学校や、政府の教育機関にとどまらず、カリキュラムの構成・発展や、語学プログラムの評価方法の修正、そして教師の育成といった分野での活躍しています。

卒業生の主な就職先を挙げると、

  • 国防総省語学研修所(カリフォルニア)
  • 国連
  • 防衛省(日本)
  • トヨタ
  • 富士通マイクロエレクトロニクス
  • 本田開発興業
  • 関西学院大学
  • 名古屋大学
  • 神田外語大学
  • UCLA
  • 慶應義塾高等学校
  • Goldman Sachs Japan
  • 慶應義塾高等学校

Photo by Lucyna Jodlowska (http://www.lucynajodlowska.com/)